綾部から発信するFM放送が10月1日から福知山や舞鶴の一部でも聴けるようになります―。
平成10年4月の開局以降、 綾部市内を中心に放送してきたコミュニティー放送局
「エフエムあやべ」 (愛称=FMいかる、 強田正治社長) は、 送信所の移転に伴って放送エリアを拡大させる。
28日には移転工事が行われるため、 同日午前6時から翌29日午前0時まで放送を一時休止する。
同局はこれまで上野町の藤山に設置された送信所を使っていたが、 岡町から高津町にかけては受信が困難だった。
難聴地域の解消のため同局は、 市が通信会社から無償で払い下げを受けた中山町にある無線中継局の鉄塔を借り、
送信所として活用することになった。
送信所の移転で放送の可聴人口は綾部市内が2万6千人から3万3千人に増え、
福知山や舞鶴などを合わせて10万人になる。 同局は10月4日から番組を改編し、
新番組として月〜金曜の午前11時半から30分間、 関西4市のコミュニティー放送局と共同制作の
「シティ5」 をスタートさせる。
同局と 「FM845」 (京都市)、 「FMうじ」 (宇治市)、 「きくFM」
(枚方市)、 「ならどっとFM」 (奈良市) による 「シティ5」 では、 各地の話題や情報を紹介する。
水曜を担当する同局では、 この番組の中で綾部市内のことに加え、 福知山や舞鶴の話題も取り上げる。
また、 月〜金曜の 「なにしとってん? お昼どき」 の放送時間は正午〜午後2時半に変わる。
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FMいかる 10月から放送エリアを拡大
可聴人口 中丹地域の10万人に
送信所を藤山から中山町に移転
28日は工事で放送を一時休止
関西4市のコミュニティー局との共同番組も開始
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