あやべ市民新聞 on web NEWS INDEX & PHOTO NEWS
2004.7.12
「久々に蚕を見た」と往時を懐かしむ人も

あやべ観光案内所で幼虫約200匹飼育
 かつて綾部は 「蚕都」 と呼ばれ、 蚕業が盛んだったが、 平成12年からは1軒も養蚕農家がなくなった。 そんな中、 駅前通のあやべ観光案内所には9日から、 蚕の幼虫約200匹を入れた飼育箱が置かれている。 来場者の中には 「久々に蚕を見た」 と往時を懐かしむ人もいるそうだ。

 綾部市のマスコットには繭をモチーフにした 「まゆピー」 が使われているが、 現在、 生きた蚕を直接見る機会がほとんどないのが現状となっている。

 そこで綾部のPRを図る一環として市観光協会 (村上克壽会長) は、 府の機関や民間企業などで養蚕関係の仕事に携わった人たちで作る 「絹素材生産研究会」 (別名=かいこの会、 大嶋文隆会長) の協力を得て、 同案内所の来場者に蚕の飼育の様子を見てもらうコーナーを設けることにした。

 飼育されている蚕は6月23日に孵(ふ)化かした5齢の幼虫。 えさとなる桑の葉は同研究会のメンバーが持ち込んでいる。 同研究会によると、 幼虫は今月16日ごろから糸をはいて繭作りを始めることが見込まれている。

 綾部で約100年間にわたって培われた養蚕の伝統を継承する活動にも取り組む同研究会は、 「子どもたちに蚕が成長していく様子を観察してもらえる場になれば」 と願っている。
観光案内所に置かれている蚕の飼育箱

フロンティアにジャンパー寄贈

プラザ2010が総会で決める
プラザ2010総会
 自分たちを育ててくれた古里・綾部に感謝し出来るだけの恩返しをしよう―と還暦の年に発会して地域社会への奉仕と会員同士の親睦(ぼく)を深めている昭和29年春の綾部高校卒業生の会 「プラザ2010」 (伴仲博司会長) は10日、 本町4丁目の料理旅館・萬家で定期総会を開き、 新年度の事業計画などを承認した。

 総会には会員の4割にあたる約20人が出席。 新年度は恒例の 「ふるさと産品」 や会報を贈ることのほか、 今年で5周年を迎えたNPO法人 「あやべ福祉フロンティア」 (曽根庸行理事長) の移送サービス活動で着てもらえるネーム入りジャンパー40万円相当を寄贈することを決めた。

 同会は、 毎年40万円程度の寄贈をしている。
NEWS INDEX  2004.7.12付
◎参院選
 福山氏圧勝、二之湯氏初当選
 京都選挙区 西山氏は議席守れず
 市内投票率は前回より微増
◎風声 文を綴る 私市町 森本節子
◎市会記者席 6月市会一般質問から(6)
 ・評価は8項目、判定は6区分
  市の団体補助金検討委の審査
 ・利用率74.7%で年6万人利用
  府中丹文化会館の経営順調に
 ・照明などの改修を検討
  老朽化してきた市民センター
 ・経済的理由などで未接続168戸
  公共下水道の供用開始地域内で
 ・市が民間設備を借り上げて
  ブロードバンドを市内各小学校まで
 ・当面はウオーキングを推進
  パワーリハビリ導入で市が見解
 ・販売ルート開拓に市も協力
  綾部茶支援 ただし主体は生産者
 ・現在は難視聴世帯対策ない
  テレビ受信の形態多様化で
◎声のひろば
 藤山の音楽 市民の意向聞いたら? 市街地の一市民
◎花火だ! 祭りだ! 綾部の夏だ!
 24日に「あやべ水無月まつり」
 京セラ着工祝う仕掛け花火で開幕
 今年も4千発の花火大会
 「クラフト市」午後2時、「屋台村」午後5時開店
 「あやべ良さ来い」12チーム200人出演
 熊野新宮神社の祭礼は従来通り28日に開催
◎こんなん とれました!! 市民らから相次ぎ「ニュース」届く
 ・ジャンボなカボチャ
  上野町の佐々木輝治さん(70)
 ・珍しい形のカボチャ
  鷹栖町の小林喜美江さん(68)
 ・大きなダイコン2本
  八津合町の西川鉄太郎さん(68)
◎フロンティアにジャンパー寄贈
 プラザ2010が総会で決める
◎「久々に蚕を見た」と往時を懐かしむ人も
 あやべ観光案内所で幼虫約200匹飼育
◎おーらい 綾部 往来
 約20年間書いてきた投稿などまとめ本に
 梅垣昭平さん(77)=相生町=
◎市民招待席
 今年も「美しき室内楽のしらべ」
 8月1日に府中丹文化会館でコンサート
◎本社福祉基金へ寄託
 菊宣会と華の会から発表会募金箱の浄財
◎告知板
◎おめでとう
◎本社来訪
◎あやべ文芸
 あゆみ句会 田中惇貴選