パレスチナ人の平和への思い実感
豊里中3年生 修学旅行の班活動で駐日常駐総代表部訪問
「同じ世代の子らが兵士とは衝撃的」
「綾部でも僕らの思い伝える活動を」
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17日〜19日に東京方面へ修学旅行に出かけた豊里中学校3年生のうち、 大槻陽平君
(14) =小畑町=と年増雄一君 (同) =栗町=らの班が、 今月31日に来綾する駐日パレスチナ常駐総代表部のワリード・シアム代表
(49) と会い、 パレスチナに生きる人々の平和への思いを学んだ。
大槻君らの班は事前にイスラエルとパレスチナの自然や産業、 宗教、 歴史などを学習。
1時間以上にわたり、 「パレスチナの住民は中東の平和を望んでいる」 と言うシアム代表から中東の様子などについて話を聞いた。
シアム代表の話を聞くまでは中東問題に関心がなかったという年増君だが、
「僕らと同じ年代の子が兵士になって戦っていると聞いたのは衝撃的だった」
と語る。
一方、 「僕たちにできることは何か」 という大槻君の問いかけに対するシアム代表の返事は
「日本の子どもたちも中東の平和を望んでいるというメッセージを、 イスラエルとパレスチナの代表者に届けてほしい」。
2人は、 「僕たち子どもの思いで戦争が終わるなら、 綾部でもそのことを伝えて活動できるのでは」
とシアム代表の思いをしっかりと受け止めたようだ。
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