「今年は6月に菜種油作ろう」
「菜の花同窓会」が花見で計画を披露
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青野町の白瀬橋下の由良川左岸に広がる菜の花畑の菜の花の種から油をとる構想がある。
この畑を管理している 「菜の花同窓会」 (高倉信正会長) のメンバーが18日、
同所で開いた花見の宴の席上、 「6月には菜種油を作りたい」 とその計画を明らかにした。
この会は、 平成13年3月に催された劇団わらび座 「菜の花の沖」 綾部公演実行委員会の関係者でつくっている。
同公演の収益金を基に菜の花の種を購入し同所にまいて、 14年と15年の春には美しい花を咲かせてきた。
これまでは観賞用の花の種をまいていたが、 昨年11月には食用油が採取できる品種をまいた。
13年に滋賀県新旭町で開かれた 「菜の花サミット」 で菜種油を使った資源循環型社会を目指すための
「菜の花プロジェクト」 の展開がアピールされたことによる。
白瀬橋下の菜の花畑は、 広さ約8500平方メートル。 同会の村上治男事務局長によると、
この畑から約1・5トンの種が収穫でき、 18リットル缶で30個分約450キロの油がとれ、
「6月には収穫し、 滋賀県の製油工場に持ち込みたい」 と話していた。
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