98歳 「明治生まれの俳諧自分史」
町井貞一さんが自費出版
1500部作り、希望者にプレゼントへ
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24日に98歳の誕生日を迎えた上野町の町井貞一さん (俳号=菩提子) が、
これまでの人生で自分が詠んだ俳句のうち思い入れの強い作品ばかりをまとめた本
「明治生まれの俳諧自分史」 を来月1日に自費出版する。
明治39年3月24日生まれの町井さんは、 自宅近くに住んでいた正岡子規の高弟・岩田鳴球さんに教わり19歳から俳句を始めた。
これまでに詠んだ俳句は3万8千句に上るという。
今回出版する本では、 過去の作品の中から特に思い出深い約500句を、 2カ月かけて選んだ。
作品は、 町井さんが6回も転校した小学校時代を思い出して詠んだものや、 旅の思い出や綾部について詠んだものなど様々。
単なる句集ではなく、 時代背景や町井さん自身を表現した読みやすい本になっている。
B6判で209ページ。 1500部作った。 本は川糸町のあやべ市民新聞社に置いてあり、
希望者に無料で希望冊数を贈呈する。 町井さんは 「ほしい方は遠慮せず、 取りに行って下さい」
と広く市民に呼びかけている。
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