「古民家」の魅力は? 改修ポイントは・・・
市と里山ねっと主催の見学会に
大阪から来綾の人の計22人参加
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市内で空き家になった農家住宅などを購入し、 リフォームして別荘や自宅にしている
「古民家」 を巡る見学会が14日、 市民5人のほか大阪府から訪れた人など合わせて22人が参加して開かれた。
この見学会は、 古民家の保存と再生により古民家を生かした魅力あるまちづくりを進めることを目的にしており、
市と 「里山ねっと・あやべ」 が主催した。 大阪府や熊野郡久美浜町在住で別荘としている3軒と、
大阪府内から転居して自宅にしている1軒の計4軒を巡った。
このうち西方町では、 久美浜町の学習塾経営、 岡田龍男さん (52) の茅葺(かやぶ)き住宅を訪問。
岡田さんは、 10年ほど前から「田舎暮らしの情報誌」などで古い木造住宅に関心を持ち、
綾部市内でも物件を探していて、 平成12年にこの家を購入した。
購入時は、 かなり傷みもひどく骨組みの調整を要するなど 「マイナスからのスタートで、
リフォームと言うより家屋の再生だった」 という。 母屋以外の長屋門も茅葺きにするなど3年近い期間をかけ昨春、
完成した建物は、 「素材の良さから”本物”の木造建築の魅力がある」 という。
一方、 参加者のうち渕垣町の住宅を取得したという寝屋川市の会社員、 矢倉義秋さん(58)と妻の明子さん(59)は
「定年後に綾部に移ることにしており、 購入した家の改築の参考にしようと見学にきた」
といい、 市が16日から5回開く古民家の改修などの個別相談会にも参加すると話していた。
相談会の参加申し込みや問い合わせは市都市計画課 (42・3280、 内線325)
か里山ねっと (47・0040) まで。
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