あやべ市民新聞 on web NEWS INDEX & PHOTO NEWS
2004.3.8
市「ふれあいメール」事業 山家小でも取り組み
お年寄りと児童たちがペンフレンドになる例も
少子・高齢化の新たな交流の場として注目される
「子からパワーもらえるようで・・・」
 鷹栖町で一人暮らしをする四方昭子さん (73) 宅をこのほど、 地元の山家小学校の子どもたちが休日を利用して訪れた。 四方さんと子どもたちは、 市の 「ふれあいメール事業」 によるペンフレンドの関係。 全国でも初めてという同事業は、 少子・高齢化の進む地域住民にとって新たな交流の場としても注目されている。
 同事業は、 平成13年度に始まった。 希望する一人暮らしの70歳以上のお年寄りに、 ボランティアが毎月1回、 はがきを出すというもの。 事業では郵便局の協力も得て、 配達員がはがきを届ける際に直接手渡すことで、 お年寄りの安否確認にもつなげている。
 初年度は、 奥・中・口の3上林地区が対象だったが、 好評だったことから14年度は山家と物部、 志賀郷の3地区、 更に15年度には東・西八田の両地区まで広げ、 15年11月現在では8地区合わせて397人のお年寄りが参加している。
 一方、 はがきを送るボランティアは昨年11月現在で市内の57人と綾部市以外の府内の8人、 府外の3人の大人68人のほか、 3上林地区を除く、 各対象地域の小学校5校と中学校2校、 それに豊里保育園とNPO法人 「わいわいネット」 も加わっている。
 山家小学校の子どもたちが訪問した四方さんは、 山家地区で事業がスタートした昨年、 地元の民生児童委員の勧めもあって参加した。 「最初は、 返事を書くのも大変だ」 と思っていた。 だが、 やがて月に一度、 子どもたちが代わる代わる書いて送ってくれる1通のはがきが楽しみとなった。
 四方さんは、 学校の様子や、 「少年野球や少女バレーの試合を見に来て」 と言ったことが記されたはがきを通して、 子どもたちをより身近に感じ、 同時に、 「子どもたちからパワーをもらっているようでうれしい」 と話していた。
訪問してきた子どもたちと写真に納まる四方さん

 市消防団 (梅原晃団長) は味方町の市消防本部庁舎で4日夜、 2月に田野町で発生した林野火災の消火に貢献した地元住民8人に感謝状を贈った。
 感謝状が贈られたのは、 泉明宏さん(42) と紀子さん(40)、 田村務さん(56) と美津子さん(55) の両夫婦、 角倉淳一さん(22) と雄樹さん(18) 兄弟、 川端友和さん (28)、 福井清さん (66)。
 田野町で起こった火災の現場の近くに住む泉紀子さんは2月21日午後1時45分ごろ、 立ち木などが燃えているのを発見。 夫の明宏さんに119番通報を頼んで近所の住民に火災を知らせ、 自ら消火をする一方、 周囲に協力を呼びかけた。
 明宏さんと田村さん夫婦、 角倉さん兄弟、 川端さん、 福井さんが現場に駆けつけ、 水バケツや消火器で初期消火を試みたが効果がなく、 近くに設置してあった消火栓で消火に当たって山林への火災の拡大を抑えた。
 贈呈式には、 8人のうち泉紀子さんと田村美津子さん、 角倉雄樹さんと淳一さんの代理の父貫一さん (50)、 川端さんの5人が出席。 梅原団長から感謝状を受け取った。
田野町の林野火災の消火に貢献
住民8人に感謝状
市消防団が贈る
感謝状を受けたあと梅原団長の話を聴くみなさん
NEWS INDEX  2004.3.8付
◎市会記者席 3月市会代表質問から
 「日曜議会」 市民ら熱心に傍聴
 4会派の代表が当初予算案などで市と質疑応答
 ・補充を最小限にとどめ市職員数を419人に
 ・米作付面積拡大は国や府の方針でやむを得ず
 ・団体補助金等検討委は公募市民も加え組織へ
 ・小学校統合は中上林と山家の校舎改修し活用
◎登壇18議員の質疑概要 3月市会一般質問(下)
◎風声 名残の雪に・・・ 上八田町 四方路子
◎綾酪がJA京都と合併へ
 総代会の承認受け5月1日に
◎市「ふれあいメール」事業 山家小でも取り組み
 お年寄りと児童たちがペンフレンドになる例も
 少子・高齢化の新たな交流の場として注目される
 「子からパワーもらえるようで・・・」
◎春休みの季節療育ボランティア募る
 綾部障害児・者を守る連絡会
◎田野町の林野火災の消火に貢献
 住民8人に感謝状
 市消防団が贈る
◎27号線を「桜街道」に!
 白杉の会が今年も植樹作業
 舞鶴の市民の活動に賛同し7年目迎える
◎新井栄一さんが府代表で初出場
 10日から長野県で全日本スキー技術選手権
◎ウオーキングはいかが!
 ・13日に「由良川リバーウォーク」
 ・27日には「綾部ウオーキング大会」 本社後援
◎告知板