相根澄さん監修のフットサルの本  イタリアのフットサルのプロチームで初の日本人選手として活躍した経験を持つ、 綾部市出身の相根澄(さがねきよし)さん(30)=東京都在住、 写真=が監修したフットサルの教読本 「試合に勝つフットサル」 が、 このほど出版された。 この本ではフットサル用語を始め、 11人制サッカーとフットサルとの違い、 基本テクニックから実戦に向けた応用プレーまでを写真入りで分かりやすく解説。 プレー中の相根さんの写真も多数掲載されている。
 本町1丁目に実家のある相根さんは、 幼稚園のころから綾部サッカースポーツ少年団 (現在の綾部フリーゲンフースバルクラブ) でサッカーを始めた。 綾部高校を卒業後、 プロのサッカー選手を目指し、 国内各地のアマチュアチームなどでプレーする中で、 相根さんはフットサルに出合った。
 フットサルを簡単に言うと「5人制サッカー」。 コートやゴールのサイズは11人制の通常のサッカーより小さく、 スライディングタックルの禁止やオフサイドの反則がないといったルールがある。 コートが狭い分、 より正確なボールコントロールが求められる。
 相根さんは平成10年にフットサルの日本代表メンバーに選ばれ、 アジア大会などに出場。 これを契機にフットサルに専念するようになった。 しかし当時、 日本ではフットサルが一般に浸透し始めたころで、 日本と外国のレベルの違いを感じた相根さんは、 海外でプレーする夢を抱くようになった。
 相根さんは、 その夢を平成14年に実現。 イタリアのフットサルのプロリーグ(セリエA)IFCチャンピーノに1年契約で入団し、 日本人プレーヤー第1号としてセリエAのピッチに立った。
 翌15年に帰国した相根さんは今、 イタリアでの経験を発揮しながら日本代表などの選手として現役で活躍中。 その一方、 日本でのフットサルの振興にも力を注ぐ活動をする中で、 フットサルに関する新刊本の監修に携わることになった。
  「試合に勝つフットサル」 の編者の亘崇詞(わたりたかし)さんはあとがきで、 「 (相根さんは) フットサル日本代表を目指しフットサルの道を極めることを選んだ選手です。 彼が歩んできた経験や身につけたことを本書にて紹介してもらえれば、 もっともいいアドバイスが読者の方々に与えられるのではないかと思います。 彼の勝つための知識が今後、 影響を与えてくれることでしょう」 と記している。
 実業之日本社刊の同書はA5判163nで、 本体価格は1300円。
 中筋少女バレーボールクラブ (加藤静名誉会長、 上原千代幸会長、 出野毅監督) の結成20周年の記念式典が24日、 味方町のホテル綾部で開かれた。 式典には同クラブの指導者や部員、 保護者を始め、 市内外のバレー関係者や同クラブOBら合わせて約100人が出席。 席上、 府大会で何回も準優勝に輝いた今年度のチームの活躍ぶりがビデオでも紹介され、 「二十歳」 の節目の年に花を添えた。
 同クラブは昭和59年2月、 小学生の女子バレーチームとして市内で6番目に発足した。 同クラブは伝統的に小柄な選手が多いが、 「小さな選手がボールを拾って、 拾って、 拾いまくる」 というチームの特長を試合会場で関係者らに見せつけ、 府内の有力チームの一つとして 「中筋」 の名が知れ渡るようになった。
 式典の祝辞の中で市バレー協会名誉会長の古和田治巳さんは、 「10年ほど前の府大会決勝に中筋が進出した。 中筋の優勝が有力視されていたが、 緊張したためか力が十分発揮できず、 優勝できなかった。 試合後、 選手たちがコートで泣いていたのを見て、 『中筋の選手は大丈夫だろうか』 と大会関係者を心配させたことがあった」 と紹介した。
 また京都・宇多野チームの芝田安弘監督は、 中筋との試合でなかなか勝てないことを悔しがりながらも 「私は中筋が好きです」 と語り、 子どもたちがバレーに一生懸命取り組む姿勢を賞賛。 「うちのチームは中筋に勝つことが目標。 2月か3月に試合をしたい」 と話した。
 同クラブの卒団生は計130人余り。 中には京都の名門・成安女子高校に進み、 バレー部の主将などとして活躍した選手も少なくない。 平成6年度の卒団生の1人、 大槻めぐみさんは現在、 Vリーグの東レ・アローズの選手だ。
 この20年間に同クラブは近畿大会に何度も出場したが、 全国大会に進んだことは1回もない。 今年度も全国大会に通じる府予選で決勝まで進出したが、 惜敗した。
  「中学生や高校生になってもバレーを続けて、 小学生の時に果たせなかった全国大会出場の夢を実現する子も多い。 ある意味で小学生の時の悔しさがバネになっていると思う」 と語る出野監督。
  「気持ちのバレー」 を柱に掲げて歩んできた指導者としての生活を振り返りながら、 「20年間にいろいろなことがあったが、 早かった」 と出野監督は述べるとともに、 保護者を始めとする多くの人たちの支えに感謝していた。
中筋少女バレークラブ結成20周年記念式典
NEWS INDEX  2004.1.28付
◎本町1丁目出身の相根澄さんが監修 フットサル教本を出版
 実業之日本社 プレー中の相根さんの写真もふんだんに使用
 日本人初のセリエA選手 日本代表としても活躍中
 「彼の知識が今後影響を与える」編者の亘崇詞氏
◎東部4小学校を2校舎に統合 17年度実施で検討委が合意
◎運動した住民の参加率を市町村同士で競い合おう
 チャレンジデーに初参加 市が実行委立ち上げ初会合開く
◎死傷児童の父親2人が証言 異口同音「再犯の恐れ感じる」
 集団登校児童傷害致死事件 第11回公判
◎風声 5歳の青春 寺町 石戸良和
◎「気持ちのバレー」を重ねて満20歳′}えました!
 中筋少女バレークラブが結成20周年記念式典
 小柄な選手多くてもボールを拾って拾って拾いまくる伝統
 「負けた悔しさバネに」「多くの支えあったからこそ」
 中にはプロ選手になった子も
◎新春囲碁大会開く 豊里公民館
◎2月6日にエコライフ普及セミナー
 市まちづくりセンターで
◎風邪で今冬初の「学級閉鎖」に 中筋小4年い組
◎おーらい 綾部 往来
 ・まだまだ残っている貴重な自然 綾部でも是非守っていかねば…
 久後生歩さん、岩本和久さん
 ・一人ひとり防火意識高めて元気なまちづくり進めよう
 西岡寛さん
◎市民招待席
 西川禎一さん「おひとり座」公演
 人形劇歴50年記念 2月8日にホテル綾部で
◎声のひろば
 ・心に残るコートの温かみ 武吉町、 永本勇
 ・キムチ漬けで体はポカポカ  上延町、 加藤幸治
◎告知板
◎おめでとう
◎本社来訪