吉美小のクラブ活動  有岡町の吉美小学校 (石川敏明校長、 116人) は2学期の間、 地域の住民たちが先生となって児童を指導するクラブ活動に取り組んだ。 最後の活動日となった今月8日には、 児童らが茶道やサッカー、 囲碁といった様々なクラブに励んだ。
 4〜6年生合わせて43人がクラブ活動を通して地域住民とのかかわりを深めようというのが狙い。 同校では初めての試みで、 市教委によると市内の小学校でも珍しい取り組みだという。
 同校は1学期に 「学校だより」 や吉美公民館を通じて運動や文化活動の先生になってくれる地元住民を募集。 呼びかけに応じた住民ら30人が指導者となり、 「お茶・お花・大正琴」 「地域ふれあい」 「囲碁」 「家庭科」 「スポーツ」 の5クラブで10月20日から6回の活動を行った。
 最終日の8日には茶道とグラウンドゴルフ、 囲碁、 小物作り、 サッカーが行われ、 それぞれの先生計13人が来校。 うち囲碁クラブでは、 四方直さん=里町=と藤本信行さん=有岡町=が囲碁のルールなどを分かりやすく解説した。
 このクラブに参加した児童10人のうち 「初めて囲碁をした」 という4年生の佐々木洋佑君は 「囲碁は面白く、 クラブの時間が楽しみ」 とニッコリ。 藤本さんは 「自分たちの趣味が子どもたちのためになるのはうれしい」 と喜んでいた。
 また、 牛乳パックを使ったおもちゃ作りを手ほどきした家庭科クラブの瀬崎昌枝さん=有岡町=は 「みんな一生懸命してくれるので楽しい」 と話すなど、 指導者それぞれが地元の子どもたちとのふれあいを楽しんでいた。
 石川校長は、 「子どもたちが地域の人と出会った時に、 子どもの方から声を掛けるようになったと聞いた。 これからも (クラブの) 種類を増やしながら発展させていきたい」 と話していた。
 今年5月に苗を植えて栽培、 収穫したヒョウタンを使った作品を始めとする園児たちの数々の創作品を集めた展示会が9日から、 岡安町の西八田幼稚園 (村上力園長、 10人) で開かれている。
 ヒョウタンは七百石町の村上治男さん (65) の指導を受けて栽培した。 長雨のため生育が悪く一部で実がつかなかったものもあったが、 9月末に収穫した実を加工後、 園児たちは色付けをして作品に仕上げた。 村上さんから提供を受けた小さなヒョウタンで人形もこしらえた。
 展覧会初日には、 園児の遊び場にもなっている裏山の管理作業をしている塩見権治さん (70) =石原町=を招待。 塩見さんはカブトムシやドングリといったものを同園にプレゼントしており、 普段から園児たちと交流を深めている。
 展覧会は12日まで。
西八田幼稚園展示会
NEWS INDEX  2003.12.10付
◎市の独自施策「幼児園」(中)
 社会状況の変化踏まえ配置必要
 「市子どもの保育と教育のあり方懇話会」が市に提言
 説明会重ね住民もほぼ理解
◎市会記者席 12月市会一般質問から(3)
 ・今年度中にアンケート調査
  少子化対策で子ども持つ1千世帯に
◎風声 野菜を包んだ市民新聞 宇治市槇島町 松田絹代
◎正しい知識知って
 府がエイズ予防月間で街頭啓発
◎この人 綾部市太鼓連合会会長 芦田正己さん(55)=位田町
◎住民らがクラブ活動の先生役
 吉美小で地域とのかかわり深める試み
 児童「楽しい」住民「うれしい」…最終日も好評
◎園児のヒョウタン人形の力作も
 西八田幼稚園で創作品の展示会
◎1年の無事を感謝
 東神宮寺自治会が山ノ神神社で祭礼
◎ひと足早く「Xマスのつどい」で交流
 市母子寡婦福祉会と父子福祉会が共催して
◎園児と「もちつき大会」楽しむ
 綾部ローターアクトクラブ 今年も綾部保育園を訪ねて
◎第1期生8人巣立つ
 全丹波少年野球硬式野球協会が初の卒団式
◎歳末助け合いの街頭募金に励む
 ガールスカウトと天理教支部少年会
◎告知板
◎おめでとう
◎おくやみ