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20年前を市民新聞でplayback
新成人が生まれた20年前をプレーバック

市民新聞に見る昭和60年〜61年の綾部の出来事

 今年の市主催の成人式は8日、 里町の府中丹文化会館で開かれた。 出席したのは 「昭和60年4月2日から61年4月1日までに生まれた人」。 新成人たちが生まれた20年前、 綾部ではどんな出来事があったのか。 当時のあやべ市民新聞を広げ、 話題を拾ってみた。 (日付は掲載日。 文中のゴシック体は当時の見出し)
弊紙紙面2006年1月9日付より転載

  府北部活性化の起爆剤の期待込め中山町に工業団地

  アスパがオープン/ハレーすい星が地球に接近中

  小学生1人当たりのお年玉平均は約1万7千円

  実業団バレー綾部大会の熱戦に市民1千人が酔う

昭和60年
 【4月5日】朝食抜く中学生 綾部では2%

農村部のお米離れ目立つ

 綾部市農政課は、 このほど 「お米に関するアンケート調査」 を行った。 対象は 「都市部」 の綾部地区婦人会員903人と、 「農村部」 の西八田、 口上林、 志賀郷、 中上林の各地区婦人会員計1825人、 市内6中学校の中学2年生662人。 調査結果によると、 米の消費量は1日平均で都市部が茶わん2・97杯、 農村部が3・24杯。 朝食を抜いて登校する中学生は、 全国平均の13%に対して、 綾部ではわずか2%にすぎなかった。

 【5月17日】市内の保育料統一 3歳児で2万2500円

市内9園の保育料を統一

 市は保育料の園別格差を解消するため、 昭和60年度から市内9園の保育料を、 国が定める保育料の最も安い園の額に準じて統一する。 市独自の措置で、 5月徴収分から適用。 最も保育料が安い 「せんだん苑」 に準じて残り8園の基準徴収額を統一し、 3歳児で月額2万2500円になる。

 【5月21日】中山町で市営工業団地造成工事起工

綾部市発展の期待こめて

 綾部市を含む府北部活性化の起爆剤となることが期待される市営工業団地造成工事の起工式は21日、 中山町の造成工事予定地で行われ、 出席者たちが工事完成に寄せる期待を熱っぽく語り合った。

市営工業団地の起工式
 【6月25日】常熟市長らが来綾 市内各所を見学

ようこそ常熟訪日団

 綾部市へ24日、 中国江蘇省の常熟市から高政市長を団長とする友好訪日団 (5人) が初めて来綾、 谷口昭二市長を表敬訪問した。 一行は、 市農協や市議会、 農業大学校、 グンゼ、 大本、 黒谷和紙の里などを見学する。

綾部市の概要説明を受ける常熟市長ら
 【7月19日】長雨でキャベツやレタスが異常高値

キャベツ、 レタス異常高値
長雨の影響が市民の台所直撃


  6月から7月にかけて長雨が続いたが、 この影響を受け全国的にキャベツやレタスが異常高値に。 市内では「こんな時こそ顧客サービスのしどころ」と、 仕入れ値を無視して出血サービスする店もあるが、 ほとんどが原価奉仕に近い1玉400円前後で売られている。

 【8月27日】物部小で校舎改築 卒業生の母校訪問も

思い出の校舎をひと目見よう

 物部小学校で老朽化した管理棟など校舎の改築計画が進んでいるが、 50年前蛍の光を歌って別れた同級生たちが25日、 取り壊しを前に思い出の校舎を一目見ようとふるさと巡りツアーを組んで懐かしい母校を訪れた。

 【9月6日】「不幸の手紙」が市内の個人宅に

はた迷惑不幸の手紙

 ひところ下火になっていた不幸の手紙が、 またぞろ綾部市内の個人あてに送られてくるようになった。 不幸の手紙は、 届いた手紙と同じ文章を書いて一定数の人に手紙を送れと命令し、 送らない場合は不幸になるとおどすもの。

 ※あやべ市民新聞社は、 不幸の手紙が届き心配している人や処理に困っている人などのために、 大本本部の協力を得て手紙を一括してお祓(はら)い、 供養することに。 9月17日には14通、 11月20日は13通を厄祓いした。

 【10月15日】綾部高校野球部が秋の近畿大会出場

やったぞ綾高野球部
初めて近畿大会に出場


 秋季府高校野球大会2次戦決勝リーグ第2日は13日、 宇治市の太陽が丘球場で行われ、 綾部と京都西の両校はともに2勝目をあげて近畿大会への出場権を獲得した。 綾部が秋の近畿大会に出場するのは昭和23年の創部以来、 初めて。

近畿大会出場を決めた綾高野球部員ら
 【10月25日】アスパオープン開店時に4千人

アスパ開店、 人の波

  駐車能力と文化的機能、 買い物の楽しさを前面に出した大型店 「アスパ」 (綾中町) が24日午前10時にオープン。 注目のショッピングセンターとあって開店時に約4千人を超える来店客の列が出来るなど店内は終日、 買い物客でゴッタ返した。

テープカットをする関係者ら
 【11月26日】綾部市農協が誕生20年迎える

市農協 合併20周年を迎える

 昭和40年12月1日の合併で現在の規模に近い綾部市農協が誕生して20年になるが、 これを記念して同農協は来月1日、 里町の府中丹文化会館大ホールで 「合併20周年記念式典」 を催す。

 【12月6日】ハレーすい星の写真撮影に成功

これがハレーすい星だ!

 これがハレーすい星だ! 76年に1回しか肉眼で見られないハレーすい星がグングン地球に接近しているが、 市内の天文ファンが3日夜、 ハレーすい星の写真撮影に成功した。

昭和61年
 【1月31日】大本・長生殿の造営に着手

大本本部 近く長生殿造営に着手

 宗教法人大本本部 (本宮町) は信徒が御神体として仰ぐ本宮山のふもと、 鶴山平に 「長生殿」 造営構想を練っていたが、 このほど総工費約100億円、 工期15年という壮大な構想が具体化し、 近く着手する運びとなった。 このため同本部は、 5月の地鎮祭にさきがけ、 「節分大祭」 が行われる2月3日、 日本古来の伝統行事である 「木遣(きやり)の儀」 を行い、 同事業の無事完成を祈願する。

 【2月14日】西八田小で「お年玉」調査して意見を交換

「あげ過ぎ」 好ましくない

 岡安町の西八田小学校は12日、 今年の 「お年玉」 調査をもとに研究会を開き、 小学生のお年玉の 「もらい過ぎ」 「あげ過ぎ」 などについて意見を交換した。

 同校児童のお年玉調査結果によると、 1人当たりの金額は最低900円から最高5万1千円。 平均は約1万7千円で、 もらったお年玉は 「親戚しんせきから」 が163人と圧倒的。

 【3月4日】実業団バレーの綾部大会を開催

市民ら1千人が生の熱戦に酔う

 第17回 「全国実業団選抜バレーボール男女リーグ綾部大会」 (日本バレーボール協会など主催) は1日、 京都国体会場となる上杉町の市総合運動公園体育館で開かれ、 詰めかけた約1千人が生の本格的な試合をたん能した。

迫力のプレーが展開された実業団バレーリーグ
 【4月1日】高城山の頂上で子らが桜を植樹

高城山に古里の思い出を

 「社会人になっても古里のことは忘れません」 と、 位田町の高城山頂上で3月30日、 今春卒業した小・中学生9人がソメイヨシノの桜の苗木3本を記念植樹した。

  「子どもたちに愛郷心を育てよう」 と、 位田太鼓保存会が呼びかけ、 実現した。