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20年前を市民新聞でplayback
新成人が生まれた20年前をプレーバック

市民新聞に見る昭和59年〜60年の綾部の出来事
 今年の市主催の成人式は9日、 里町の府中丹文化会館で催される。 出席するのは 「昭和59年4月2日から同60年4月1日までに生まれた人」 だが、 新成人たちが生まれた20年前、 綾部ではどんな出来事があったのだろうか? 当時のあやべ市民新聞を広げ、 話題を拾ってみた。
(日付は掲載日。 文章は当時のままで抜粋。 文中の太字は当時の見出し)
弊紙紙面2005年1月5日付より転載

JRは国鉄/丹の国まつりの前身の市民まつり開催

人口は4万2590人あった/年賀はがきに大行列

京都国体控え市総合運動公園完成/議員定数は28人

ポケベルが利用可能に/秋開店へアスパの起工式

昭和59年
 【4月20日】国鉄運賃の値上げで京都まで1090円

綾部〜西舞鶴は270円
国鉄運賃きょう値上げ


 二年ぶりの国鉄運賃値上げが政府閣僚会議で承認され、 二十日から実施されることになった。 今回の値上げは、 旅客運賃で初めて地域格差制度を取り入れたのが特色。

 綾部を起点にした大人の片道運賃は福知山までが百九十円、 西舞鶴が二百七十円、 宮津が七百円、 京都が千九十円、 東京が七千七百円となる。 また綾部―京都間は、 急行利用で千七百九十円。 綾部―東京間を急行と新幹線を指定座席で乗ると一万三千五十円になる。

 【5月8日】市民まつり会場が初めて紫水ケ丘に

市民まつり連休で最高潮
チビっ子はればれ
家族連れで人出は3万人


  「あやべ市民まつり」 は五日に最高潮の盛り上がりをみせ、 朝から元気のよい子どもみこしが市街地を大行進。 今年からメーン会場となったツツジの名所・紫水ケ丘公園では、 四十一団体が趣向をこらした催しを繰り広げた。 絶好の天気に恵まれたこともあって、 同日は朝早くからドッと子ども連れの家族などが訪れ、 三日からの人出は約三万人 (主催者調べ) を数えた。

市民まつり
 【5月11日】減り続ける市人口 4万2590人に

減り続ける綾部の人口
57年から毎年2―3百人ずつ


 人口減少がまた一段と激しくなった―。 綾部市市民課はこのほど、 四月末現在の人口の動きをまとめたが、 それによると前の月よりわずかに増えたものの前年同月と比べると三百五十九人も減少。 その前の年より減り方が激しくなっていることが分かった。 同課が調べた市人口は四万二千五百九十人 (一万三千百九十三世帯、 男=二万三百五十二人、 女=二万二千二百三十八人)。

 【5月29日】ミニ独立国「仁王のむら」が開村式

心のふるさと 「仁王のむら」
待ちに待った開村式
里帰りの人と交流深める


 奥上林地区に二十六日、新しく「仁王のむら」 が誕生した。 同地区の有志が中心となって実現にこぎつけたもの。 同日は東京や四国、 京阪神などから「村民登録」を行った六十人と、 地区内の 「村民」 六十人余りが集って高らかに 「独立宣言」。 なごやかな雰囲気のなかで新しい 「心のふるさと」 の誕生を祝った。

仁王のむら開村式
 【7月6日】広小路でクジャク捕り物劇

クジャクが空を飛んどる
てんやわんやの捕り物劇
広小路商店街大騒ぎ
綾小飼育室から逃げ出す


  「あっ、 クジャクが空を飛んどる!」。 広小路商店街で五日朝、 綾部小学校から逃げ出したクジャクの大捕り物劇が繰り広げられ、 テンヤワンヤの騒ぎだった。 前日夕方から同校の飼育小屋を逃げ出していたもので、 網を持って屋根を追いかける先生たちを尻目に、 大きな羽根をバタつかせて屋根から屋根へ。 しかし最後は電線にぶつかり御用。

クジャク捕り物劇
 【9月7日】冬は記録的な豪雪、夏は猛暑で商戦熱

神さま仏さま猛暑さま
ホクホクの業界夏の陣

 豪雪の冬が終ったと思ったら今度は猛暑の夏。 市民は暑さにうだったが、 各業界では 「暑い夏は大歓迎」 だった。 エアコンは飛ぶような売れ行き。 夏物衣料も、 お盆前後で在庫がガタ減りになるなど、 ほとんどの業界がホクホク顔。 市民プールもついに二万人の大台を突破した。

 【9月11日】市総合運動公園喜びの完成式典

京都国体の成功へ向けて
総合体育施設
けさ喜びのテープカット


 四年後の京都国体で綾部会場となる総合体育施設がこのほど完成、 きょう十一日午前十一時から上杉町の市総合運動公園で喜びの完成式をあげ、 来るべき京都国体の成功へ向けての誓いを新たにした。

市弓道場前でテープカットする林田知事(中央)ら
 【11月6日】年賀はがき発売に郵便局で長蛇の列

綾部郵便局 年賀はがきに長い行列

 来年の年賀はがきが五日、 一斉に売り出された。 市内の各郵便局でも午前九時の発売開始を前に長蛇の列が出来た。 しかし今年は往復はがきによる注文も受け付けたため、 混み具合は例年よりいくぶん緩和された。

 綾部郵便局では午前八時すぎから行列が出来始め、 発売開始には百五十人余りの列。 四十円はがきの窓口での一人当たりの発売は六百枚に制限されている。

年賀はがき発売に長蛇の列
 【11月20日】綾信に預金可能な最新鋭ATM設置

これからは預金もできます
綾信が最新鋭の機械を導入


  「これからは支払いだけでなく預金もできます」 ―。 綾部信用金庫本店 (駅前通) にこのほど、 最新鋭の自動預金支払い機(ATM)が設置された。 これにより窓口業務時間外でもキャッシュカードか通帳があれば現金の出し入れや記帳が可能になり、 勤め帰りでも利用できるようになった。 現金の預け入れは新旧どちらの札でも可能。

綾信が最新鋭ATM設置
昭和60年
 【1月22日】市議数削減で公聴会 28人から24人で激論

議員削減の公聴会開く
賛成、 反対の4人ずつが意見述べる


 綾部市議会は二十一日、 市役所第一委員会室で議員定数削減に関する公聴会を開き、 昨年の六月議会で議員提案が行われた 「議員定数を六十一年八月の一般選挙から現行の二十八人を二十四人にすべき」 とする条例案に対して賛成、 反対の意見をもつ各四人ずつの主張に耳を傾けた。 議員定数問題で公聴会が開かれたのは四十一年に続いて二回目。

議員定数問題で開かれた公聴会
 【2月26日】綾部でもポケベルが使えるようになった

外出者との連絡に便利です
綾部でもポケットベルサービス


 きょう二十六日から綾部市内でも 「ポケットベル」 サービスが可能になった。 ポケットベルとは、 セールスマンなど外回りの仕事をする人への連絡手段として無線で呼び出しをするもの。 今回、 綾部と亀岡両市内でサービスが可能となったため京都府内では十一市四町に。

 【3月22日】秋の開店目指し大型店の起工式

今秋開店をめざして
綾部ショッピングプラザ
100人が出席して起工式


 綾部ショッピングプラザ (仮称) 新築工事の地鎮祭と起工式は二十日、 綾中町の建設予定地で行政、 商工会議所、 自治会、 婦人会、 工事関係者ら約百人が出席して行われ、 今秋の完成をめざし工事の無事を祈った。

アスパの建設予定地