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わがまち綾部のこの1年〜市民新聞に見る〜
2002年の「この1年」
1月

 【11日】高齢者が要介護状態になることを予防したり、 健康増進を図ることなどを目的にした 「市ふれあいの家」 が栗町内に完成した。 この施設は旧豊里東小学校の校舎を市が改修して整備したもので、 高齢者福祉施設として再利用される。


 【14日】市観光協会は11日からJR綾部駅南口のあやべ観光案内所に、 綾部の特産品ばかりを取り扱う販売コーナーを開設した。 商品は、 市内各地で活動する女性グループが製造した農産物加工品のほか、 お茶や黒谷和紙など。 同協会は、 季節ごとの限定品を扱うことも予定している。


 【23日】21日朝、 集団登校中の綾部小学校の児童らの列に普通ワゴン車が突っ込んで1人が死亡、 11人が重軽傷を負った事件で、 業務上過失致死傷容疑で逮捕された男 (52) は以前に、 集団登校中のこの児童らをどなりつけていたことなども分かってきた。
 ※この事件の初公判は11月5日に京都地裁舞鶴支部で行われ、 傷害致死罪と傷害罪などに問われた被告は事故を認めながらも故意でないことを強調。 起訴事実の一部を否認した。


 【28日】任期満了に伴う市長選挙と、 市会議員補欠選挙(欠員1)の投・開票が27日に行われ、 市長選では現職で無所属の四方八洲男氏(61)、 市議補選では高野俊道氏 (63) が当選した。 市長選の投票率は64・05%で、 市制施行以来最低だった昭和41年1月の64・15%を更に0・1ポイント下回った。

2月

 【13日】 「綾部小学校の皆さんの悲しみが少しでもやわらげばと思い、 送ります」 -とのメッセージが添えられた花の種入りの土8包みが7日、 上野町の同校に届いた。 心温まる贈り物に子どもたちは大喜び。


 【11日】知的障害者らが日常的な生活習慣を身に付けるなど、 「自立」 に向けて訓練する場として、 綾部共同作業所は下八田町の民家に 「交流・研修センター」 を開設する。 7日には看板が設置されるなど、 開設に備えて準備が進められている。 この民家は木造かわらぶき2階建てで、 延べ床面積が約261平方メートル。 同作業所は、 この民家の部屋数が多いことから宿泊訓練に加え、 作業訓練や生活訓練、 各種研修、 市民との交流といったことにも使用することにしている。

3月

 【1日】お地蔵さんを日の当たる場所に-と小畑町内で土に埋まったまま長年放置されていた石仏が住民たちによって掘り出され安置された。 土の中から姿を出した石仏の数は、 五輪塔の一部なども含め100体。 なぜこれほどたくさんの石仏が埋まっていたのかは定かでないが、 住民たちはこれらの石仏を大切にしていくことにしている。


 【15日】これがわが家の 「特産品」 です! 故屋岡町の市林業者等健康管理センターで14日、 地元の高齢者たちが自宅で日常食べている漬物を中心とした保存食を持ち寄り、 昼食時にみんなで一緒に味わった。


 【18日】青野町の市立病院で市が進めている第2次整備が、 今月26日までにすべて完了する。 施設や、 新たに導入した最先端医療機器が一般公開され、 更に充実し市民に期待される 「中丹地域の中核病院」 として再スタートを切ることになった。


 【20日】綾部の観光の魅力を写真で表現する第1回 「あやべ観光写真コンテスト」 の審査が行われ、 下八田町の会社員、 四方敬一さん(53)の 「由良川万灯流し」 が大賞(市長賞)に、 特選(あやべ市民新聞社賞)には片山亨さん=神宮寺町=の 「雪原の落日 (以久田)」 を始め5点が選ばれた。


 【22日】宮代町の綾部八幡宮の春季大祭は 「しがさんにち」 の呼び名で知られるように、 昔から4月3日に行われてきたが、 同八幡宮総代会は今年初めて開催日を変え、 4日に近い日曜 (7日) に営むことを決めた。

4月

 【1日】21日に完成式典が行われるJR綾部駅南口広場の整備完了に伴い市は、 1日から列車の乗降者を車で出迎えする市民らのために、 15分間までは市営綾部駅南駐車場と同駅北駐車場の駐車料を無料にすることに決めた。 「送迎に車で駅を訪れた際、 以前に比べて駐車スペースが少なくなった」 との市民の苦情にこたえるもので、 財政難の中での工夫は多くの市民の理解を得られそう。


 【5日】1口5万円の株主ら市内外の多くの有志が賛同し新会社を設立して再出発する味方町の 「ホテル綾部」 の改築工事が完了し、 5日にオープンする。 市街地が一望できる明るいイタリアンレストランやカフェラウンジ、 あか抜けしたチャペル、 ユニークなミニショップ、 ギャラリーなど話題いっぱいの同ホテルには、 結婚式や各種宴会などの予約が次々と舞い込んでおり、 生まれ変わったシティーホテルは活気に満ちている。


 【15日】志賀郷町内で大量のごみが捨てられているのが12日朝、 地元住民によって発見された。 この場所ではこれまでから不法投棄があり、 地元自治会では対策に頭を痛めている。
 ※この場所では6月26日にもごみの不法投棄が見つかっており、 府綾部土木事務所が啓発看板を設置するなどした。


 【19日】JR綾部駅南広場の完工式が21日に行われる。 この広場の整備面積は約5400平方メートルで、 車両が通行するロータリーが全面改修され1穴式になったほか、 新たに約670平方メートルのコミュニティー広場が整備された。

5月

 【1日】市はこのほど、 環境マネジメントシステム規格の 「TSO14001」 の認証を日本環境認証機構から取得した。 府下11市では宇治と亀岡、 長岡京の3市に続き4番目。


 【10日】綾部に残る民俗や民具などの実態を調べて記録する組織として昨年設立された 「いかるが民俗館」 が、 今月から本格的な活動に入る。 こうした民俗・民具の大がかりな調査が市内で行われるのは初めて。 手始めとして大島町の中筋小学校に保管されている民俗・民具から調査するが、 一般市民の入会も呼びかけ、 幅広い取り組みにしていきたいとしている。


 【31日】山を整備・活用して森林資源の大切さを市民にアピールすることで、 綾部の強壮剤になろう! 安場町内の山林を借り受けて、 森林保護の活動を行おうという市民グループ 「イカリソウ」 が発足した。 マツタケ山の整備や薬酒造りなどの様々な活動を通して会員たちは、 山での作業を楽しみながら山林の大切さを広く市民に訴えていく。

6月

 【5日】栗町の旧豊里東小校舎を使って授業終了後の児童を受け入れる放課後児童健全育成学級 「豊里シルバー・チャイルドハウス」 の開級式が行われ、 豊里地区でも放課後学級がスタートした。 市内には綾部小校区と中筋小校区に計4カ所の放課後学級があり、 同ハウスは5カ所目。


 【12日】安場町の篠原正幸さん (78) 方の田んぼの畦(あぜ)でアイガモの巣が見つかった。 人が近づいても親鳥は逃げずにジッと卵を抱いており、 篠原さんは雛ひながかえる日を楽しみにしている。
 ※17日に 「雛が巣立ちした」 と篠原さん夫妻から連絡が寄せられた。


 【14日】山菜本来の色と味覚を持つ 「山ウド」 を特産品として売り出そうと、 五泉町の住民らが休耕田でウドの露地栽培に取り組んでいる。 現在は苗木を育てており、 来春には収穫した緑色の新芽を販売する計画だ。


 【17日】名誉市民で元法務大臣、 元府知事の林田悠紀夫氏から市に寄贈された蔵書約3千冊を集めた 「林田記念文庫」 が、 鍛治屋町の市里山交流研修センター内に開設された。 同文庫の本は自由に閲覧できるほか、 1回5冊まで2週間以内の貸し出しにも応じる。

7月

 【3日】合気道創始者の植芝盛平翁の顕彰会が2日に発足した。
 ※同会は募金を募り、 JR綾部駅南広場に建立した顕彰碑の除幕式を11月10日に行った。


 【10日】市内の農家と酒造会社、 酒販店が連携して 「綾部ブランド」 の日本酒をつくる計画がスタートした。
 ※新しい特別純米酒の銘柄は「穂ほ乃の花か」。 12月末から販売を予定。


 【19日】西方町の藤波神社の神輿(みこし)が約120年ぶりに修理された。


 【22日】上杉町の市総合運動公園内にある市研修センターが簡易宿泊施設として改修された。


 【29日】あやべ水無月まつりが今年も28日に盛大に開かれた。 昭和61年から毎年、 1口1千円で市民らから協賛金を募って打ち上げられてきた 「ふるさと花火」 は今回で幕を閉じる。

8月

 【2日】大島町の木枝秀雄さん (68) が制作した、 画用紙を使った旧日本海軍の軍艦模型が舞鶴市の海上自衛隊舞鶴地方総監部に寄贈され、 同部の海軍記念館に展示されている。


 【2日】市長用の公用車がガソリンエンジンと電気モーター併用のハイブリッド車に更新された。 購入費は447万3千円。


 【2日】イネ科植物 「マコモ」 の試験栽培に市みどり公社の職員が取り組んでいる。 マコモは中華料理の食材を始めとするいろいろな利用法があるほか、 栽培に手間がかからない利点もあり、 綾部の特産品にしたい考え。
 ※9月20日には収穫したマコモの試食会が行われた。


 【5日】平成9年2月にオープンした睦寄町のあやべ温泉 「二王の湯」 の入浴者数の累計が、 4日に100万人を突破した。


 【7日】綾部商工会議所が開発した 「桑葉茶(そうようちゃ)」 と 「桑の葉せんべい」 の販売が始まった。


 【26日】任期満了に伴う市議会議員選挙の投票が25日に行われた。 定数22に対して立候補したのは、 現職15人と元職1人、 新顔10人の計26人。 即日開票の結果、 新顔の有力候補が上位4位を独占し、 6期と1期の現職2人など計4人が涙を飲んだ。 投票率は過去最低だった前回を更に2・08ポイント下回る76・52%だった。
 ※新議員の会派は、 民政会=7人▽創政会=7人▽共産党議員団=5人▽新政会=2人▽公明党=1人-となった。


 【30日】ごみの中間処理施設 「市クリーンセンター」 が11月から本格稼働するのに伴い、 市は9月1日からごみの分別内容を一部変更する。 これまで「不燃ごみ」扱いだったプラスチック類なども「可燃ごみ」に変わる。
 ※野田町の市クリーンセンターの完成式は10月30日に行われた。 同センターは可燃ごみを加工して出来上がった固形燃料 (RDF) を燃やして発電するシステムが備えられている。

9月

 【2日】市内の武道関係者の悲願だった 「市武道館」 が1日、 オープンした。 「市武道館」 は、 神栄株式会社から市が無償で借り受けた西町3丁目の体育館を改修したもの。


 【9日】桜が丘2丁目のあやべ桜が丘団地内に市が整備する公園に、 自然に近い状態で小動物が生息する 「ビオトープ池」 が設けられる。 池の遮水シートを、 城山町の府綾部工業団地の立地企業、 三ツ星ベルトが無償提供するとともに施工に協力している。
 ※9月28日には現地で、 地元の住民らも参加した池造りイベントが行われた。


 【27日】高知県内で開催された第57回国体カヌー競技の少年女子カヤックペアで、 綾部高校2年の野間敦子さんと原田かずささん組が2種目で準優勝に輝いた。


 【27日】情緒障害児短期治療施設 「るんびに学園」 の起工式が26日、 十倉中町の建設用地で行われた。 施設を運営する社会福祉法人 「るんびに苑」 は、 来年6月の開園を予定している。


 【30日】奥上林と中上林両小学校の初めての合同運動会が28日に開かれた。

10月

 【2日】9月定例市会の一般質問で、 四方八洲男市長はJR綾部駅北側に温水プールを整備することを明らかにした。 温水プールは新たに設立される第3セクター会社が建設、 運営する方針。


 【4日】里町の市老人福祉センター・清山荘の利用者を送迎するバスが更新された。


 【4日】国土交通省などは3日、 安国寺町内に設けられる京都縦貫道・丹波綾部道路のインタチェンジの名称を 「綾部安国寺」 にすることを発表した。


 【7日】栗町の澤神社境内にある若宮神社の土俵で5日、 綾部青年会議所主催の 「丹の国やんちゃ相撲」 が初めて催された。 大会には市内の小学生50人が参加し、 熱戦を繰り広げた。


 【14日】市身体障害者協会は12日、 青野町の市保健福祉センターで創立50周年記念式典を開いた。


 【18日】並松町の料理旅館 「ふしみや」 の創業100周年を祝う式典と祝宴が16日に行われた。


 【21日】舘町の真言宗楞厳寺で300年ぶりの本堂全面改築の工事が進められており、 19日には上棟式が営まれた。 総工費は1億円で、 来年4月に完成予定。


 【25日】市観光協会は11月から 「レンタサイクル」 事業を始める。 貸し出しに使用する自転車は、 放置自転車として市が撤去・保管して引き取り手がなかったものを譲り受けた。


 【28日】十倉名畑町の聴覚言語障害者総合福祉施設 「いこいの村」 の身体障害者授産施設 「栗の木寮」 の創立20周年、 特別養護老人ホーム 「梅の木寮」 など4施設の創立10周年の記念式典が26日に開かれた。


 【28日】桜が丘3丁目の市工業団地の販売促進の一環として、 市は 「事業用定期借地制度」 を創設した。
 ※事業用地の一部にこの制度を活用し、 下八田町に本社を置く一般貨物自動車運送業の関西丸和サービスが同団地に立地することになった。

11月

 【1日】山家と口・中・奥上林の計4地区の住民たちで組織する 「東部地域学校問題検討委員会」 の初会合が10月29日、 八津合町の市観光センターで開かれた。 同委員会は、 市教委から提出された小学校統合に関する4案について協議を重ね、 結論を出す。


 【4日】八津合町の中上林小学校に口上林と奥上林両小学校の6年生たちが訪れ、 3校合同による初めての授業が行われた。


 【6日】4日に開かれた府高校駅伝競走大会で、 綾部高校の男女両チームとも5位に入賞。 同校創立以来、 近畿大会に初めて男女アベック出場を決めた。


 【6日】府北部にある5信用金庫の対等合併による新生 「京都北都信用金庫」 (本店・宮津市) が5日、 誕生した。


 【6日】市バレーボール協会の創立50周年の記念式典が3日、 味方町のホテル綾部で開かれた。


 【25日】綾部小学校の学習発表会 「綾小フェスティバル」 が23日、 里町の府中丹文化会館を会場に初めて開かれた。 そのうち3年生は、 今年1月の 「集団登校児童傷害致死事件」 で亡くなった同級生の遺影とともに音楽劇を発表した。


 【29日】財団法人ソフト化経済センターが創設する第15回 「ソフト化賞」 に、 府中丹文化事業団が選ばれた。

12月

 【2日】少子化や核家族化が進む中で、 綾部市内での子育て支援や幼児教育・保育について審議してきた 「市子どもの保育と教育のあり方懇話会」 は11月29日、 提言書を四方八洲男市長に手渡した。


 【4日】大島町中自治会の住民たちが1日、 地元の府道を 「葉牡丹(はぼたん)街道」 にしようと100鉢200株の葉ボタンを歩道に設置した。


 【4日】町おこしグループ 「綾音楽事務所」 は11月30日、 私市町の私市円山古墳公園近くの田に、 チューリップの球根約4千個を植えた。


 【9日】石原町の府道沿いのポールに同町の会社員、 塩見浩之さん (56) がサンタクロースの等身大人形を3日から設置。 地域の子どもらをびっくりさせている。


 【16日】市社会福祉協議会は創立50周年の記念大会を14日、 里町の府中丹文化会館で開いた。


 【18日】社会福祉法人松寿苑は16日、 広小路1丁目の民家の一部を借りて、 市民が自由に利用できる施設 「ふくしのえき・広小路」 をオープンさせた。