体が小さく、おとなしい娘
本人も小学校入学に不安
いっぱい褒めてあげて!
信頼感、自信、やる気につながる
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【質問】小学校の入学が近づいてきて、娘の体力と性格面に大きな不安を感じています。
元々、娘は体が小さく、おとなしく引っ込み思案です。幼稚園に通っていましたが、お友達についていけないことが多く、それが嫌で休みがちでした。本人も集団生活になじめないこと、お友達に遅れてしまうことに気付き、不安な様子です。娘が入学式を楽しみにできるようにしたいと思っています。どんなふうに話したり、接したりすればいいでしょうか。
(6歳1カ月の女児の母)
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【回答】質問には具体的な例が挙げられていないので、どんな点でお子さんがお友達についていけないのか、遅れてしまうのかはっきり分かりませんが、いっぱい褒めてあげて下さい。受け止めてあげて下さい。
褒めること。これは子どもの発達にとって、とても大切な支えとなります。私たち大人でも褒められると、うれしいものです。褒められることにより、認めてもらえたうれしさを感じ、そのことが自信となり、次に何かをやろうとする意欲がわきます。
このような気持ちは子どもにとっても同様です。親に褒められることによって「自分が受け入れられている」「認められている」と感じ、それが自分に対する信頼感、自信、やる気へとつながっていくのだと思います。
褒めることは、子ども自身が自ら成長していこうとすることへの励ましでもあり、喜びの表現だと思います。だから、いっぱい褒めてあげて下さい。
もう一つ、子どもはお母さんの顔色をとてもよく見ています。「どうしてお友達はあんなに早く出来るのに…」「集団になじめないのは、どうして?」。そんなことを思いながら、お子さんを見つめている時がありませんか?
遅くたっていいじゃありませんか。集団生活になじめなくても、あせらずに今のお子さんをそのまま受け止めて、お母さんが「大丈夫よ!」と毎日接して、不安を取り除いてあげることが大事なことだと思います。
(市家庭児童相談室)
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紙面掲載日:2010年3月26日付 |