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赤ちゃん返りの対策は?


して欲しいことをしてあげて

ママとの信頼関係が大切

子育て相談室
 【質問】2人目が生まれて、 もうすぐ3カ月になります。 上の子にはこれまで以上に気を配っていたつもりなのですが、 立ってしていたオムツ替えを寝ころんでするようになったり、 哺乳(ほにゅう)ビンでお茶やジュースを飲むようになったりと赤ちゃん返りをするようになりました。

 このままにしておいてもいいでしょうか。 そして、 上の子にはどんなことに気をつけたらいいでしょうか。
 (2歳4カ月の男児を持つ母)


 【回答】赤ちゃん返りとは、 下の子の世話に追われて、 自分に注意を向けてくれなくなったママの気を引くためのものです。 「もう自分のことを好きじゃなくなったのでは…」 という不安の裏返しで、 時にママを困らせます。

★こう接してあげてね
 赤ちゃん返りにイライラしがちですが、 少々面倒でも子どもがしてほしいことをしてあげましょう。 赤ちゃん返りは個人差もありますが、 この時期に丁寧にかかわってあげるとやがて回復し、 その後のコミュニケーションもスムーズに行きます。

★必ず治まるもの
 赤ちゃん返りの行動は問題行動ではありません。 「自分も赤ちゃんになればママは注意を向けてくれる」 という子どもなりの知恵です。 赤ちゃんのいる生活に適応するための一時的な行動と考えていいでしょう。
 家族が1人増えて、 自分よりも手がかかる赤ちゃんがいる事実を受け入れられるようになったら、 自然と治まるので心配ないです。

★上手につき合うコツ
 子どもの不安を取り除き、 下の子に手がかからない時は、 一緒に遊ぶなど、 スキンシップを図ります。
  「○○ちゃんはとっても大事」 ということを伝えると、 子どもは安心します。 ママとの信頼関係があれば、 子どもは危機を乗り越えることができるはずです。
  (市民生児童課・家庭児童相談室)
紙面掲載日:2008年3月28日付