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トイレトレーニング中の「恥ずかしい」は羞恥心?


言葉かけで「気持ちいい」に
ゆったりした気持ちで待ってあげて

子育て相談室
 【質問】まだトイレトレーニング中です。 たいていのことはしゃべれるのですが、 おしっことウンチが出ても知らせてくれません。 強引にオムツを脱がすと「恥ずかしい」を繰り返し言います。 お風呂(ふろ)や着替えの時は裸になっても「恥ずかしい」と言いません。恥ずかしいという思いはさせたくないと思っているのですが、 この場合の「恥ずかしい」は羞恥心(しゅうちしん)と受け取るべきなのか、イヤだから 「恥ずかしい」 と言っているだけと受け取ってもいいんでしょうか。 もし羞恥心が芽生えているのなら、 どのように接するのがいいですか。  (2歳11カ月の男児を持つ母)


 【回答】言葉は出ているのにオシッコやウンチを知らせてくれないということですが、 オシッコが出たころに 「シーシー出た?」 と聞いてあげていますか?

  「シーシー出た?」 「じゃあきれいにしようね」 と言葉かけをしながらオムツをはずして、 「オシッコいっぱい出たね」 とか 「いいウンチが出たね」 「じゃあきれいにしようね」 と言葉かけをしながらオムツ替えをしてあげると、 言葉も覚えていくと思います。

 2歳児では自分でも訳が分からず言葉を使っていることが多いものです。 「オムツが新しくなって気持ちいいね」 と気持ちのいい感覚を言葉にして言ってあげると、 オムツ替えが 「恥ずかしい」 ものではなく 「気持ちいい」 ものなんだと学んでいくと思います。

  「恥ずかしい」 と子どもさんが言われても、 サラリとその言葉を交わしながら 「きれいにしようね」 「気持ちよくしようね」 という言葉かけをしてあげられるといいと思います。

 子どもさんの心と体の準備が整わなければ、 いくらオムツをはずそうとしてもはずれません。 子どもの気持ちを考えながらオマルやトイレに誘ってみましょう。

 お母さんがゆったりとした気持ちで待ってあげれば、 うまくいくと思います。 最終的には、 オムツははずれます。
  (市家庭児童相談室)
紙面掲載日:2007年6月22日付