ユニセフの活動について日本ユニセフ協会京都綾部友の会(森本仁会長)に尋ねました。
ユニセフとは国際連合児童基金のことで、 世界中の子どもたちが平和に健康に暮らせるように活動しています。 1946年、 戦争や災害で厳しい暮らしをしなければならなくなった子どもたちをすぐに助けようと作られ、 今では緊急の支援だけではなく、 子どもが健かに成長できる地域づくりも支援しています。
世界の中には、 家の手伝いをしなければならず学校に行けない子、 誘拐されて戦争に行かされた子、 戦争中に落とされた爆弾が原因で病気になった子など、 苦しんでいる子どもがたくさんいます。
また、 開発途上国では栄養が足りない、 予防接種ができない、 きれいな水がないなどの理由で病気になり、 5歳になる前の幼い子が3秒に1人の割合で亡くなっています。
こういった子どもがいることを多くの人に知ってもらい、 募金を呼びかけるのもユニセフの大事な活動です。
募金はニューヨークのユニセフ本部に送金されます。 本部では、 どの地域の子どもがどんなことで困っているのか、 どうすれば良くなるのかを調べ、 予算を立てます。 そして、 政府や地元のボランティアなどと協力して井戸を掘ったり、 学校や病院をつくったり、 野菜の種などを配って育て方を伝えたりしています。
日本もユニセフに助けてもらったことがあります。 第2次世界大戦のあと、 給食用の粉ミルクや服を作るための糸、 薬などを15年間もらっていて、 当時のお金で65億円分の援助をしてもらいました。
京都綾部友の会は、 市内や近くの市町の幼稚園・小学校に行って、 世界の子どもたちのことを紹介したり、 パネルやビデオの貸し出し、 水無月まつりやあやべ産業まつり、 成人式などの会場での募金、 グッズの販売などの活動をしています。 連絡をもらえれば、 世界の子どもたちのことを伝えに行くそうです。
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