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NPO


社会のために活動する
認可団体

あやべっ子 しんぶん教室
 NPОって何なのかを、あやべボランティア総合センターで教えてもらいました。
NPO法人「あやべ福祉フロンティア」の活動の様子
 NPОとは、「Nonノン‐Profitプロフィット Organizationオーガニゼーション」という英語の頭文字を取った略語です。訳すと「非営利組織」、つまり、お金もうけを目的とするのではない民間の団体という意味です。

 広い意味では、生協や労働組合、ボランティア団体、市民活動団体、自治会などもNPОです。

 でも、テレビや新聞などでNPОと表現されているのはNPО法人のことで、「社会や世の中の人々のために自分から進んで活動をする」などの決められた条件を満たしていることを国や都道府県が認可した団体のことです。

 NPОはお金もうけを目的としていませんから、活動で得えた利益は全て目的を達成するための団体の活動に使つかわれます。

 また、いろんな分野の社会問題を考え、その解決を組織の社会的使命、目的にし、活動する団体です。

 私たちの周りには福祉や環境、教育などのいろんな問題があります。これらの問題に対して、「何とかしよう」「より良くしよう」という気持を持った人が、自分が関心を持っている問題に取り組んでいる団体の活動に参加しています。

 綾部市内では、現在12の団体がNPО法人として活動しています。自立のために努力されている高齢者や障害者を支援しよう▽森林が荒れたり川が汚れたりする環境問題を解決しよう▽安全で安心して食べられるお米や野菜を作くり、農業の発展を目指そう▽由良川をきれいにしよう▽専門的な知識や技術を持った人たちが新商品や新技術を開発して地域社会の発展に役立とう―といった目的に向かってみなさん、頑張っておられます。

 今のところ小学生の会員はありませんが、お父さんやお母さんについて来て活動に参加している人もあります。会員でない人がこういった活動に協力しようと思えば、団体が発行している本や雑誌を買う、共同作業所などが作っている物を買う、イベントや講演会に参加する、寄付をするなどの方法があります。

 また、できることとして、たとえば川のごみ拾いやポスターづくりを手伝うとかいった方法もあります。
紙面掲載日:2006年4月28日付