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あやべ丹の国まつり


子どもの思い出に残る祭りに

あやべっ子 しんぶん教室
 もうすぐゴールデンウイークがやってきます。 このゴールデンウイーク中に綾部では毎年、 「あやべ丹の国まつり」 が開かれます。 このお祭りは子どものお祭りでもあります。
あやべ丹の国のパレード
 どんな目的や願いが込められているのか、 どんなことが行われているのかを、 長い間、 丹の国まつりの計画や実行をしてこられた久木時哉さん(64)=駅前通=に教えてもらいました。

 蚕を育て、 繭を取ることが大切な産業の一つだった綾部には、 昔から 「蚕祭り」 というお祭りがありました。 やがて、 このお祭りはゴールデンウイークの「つつじ祭り」として市民の祭りになりました。

 お祭りが人にとって思い出になるものなら、 子どもたちが楽しいお祭りを経験することはとても大切なことだと、 綾部の商工会議所や青年会議所の人たちは考えました。

 そして、 市役所や婦人会、 自治会などたくさんの人たちと相談したり協力し合って、 5月5日の 「こどもの日」にちなんで子どものまつりにしました。

 ”子どものまつり”には、 「自分たちが創るまつりを通して子どもたちに仲間作りや故郷を愛する気持ちを育ててもらおう。 豊かな自然との触れ合いの中で遊べる環境を作ろう。 心も体も元気な子どもに育ってもらおう」 という願いが込められています。

 そして、 綾部が市になって35周年を記念し、 昭和60年に 「あやべ丹の国まつり」 という名前になったのです。

 今では地球や環境、 平和を考えることも目的に加えて、 市内の企業や団体が参加し、 お祭りがより楽しく盛り上がるように協力しています。

 実行委員会では、 参加した子どもたちにアンケートに答えてもらい、 それを参考にして、 会場に来た子どもたちがもっともっと楽しめる、 子どもたちの頑張っている姿を多くの人に見てもらえる、 子どもたちのいい思い出になるお祭りになるよう努力をしておられます。

 今年の丹の国まつりは29日です。 青野町の由良川花庭園での開会式のあと、 鼓笛隊や子どもみこしなどのパレードが出発します。 JR綾部駅南広場では午前11時〜午後2時半、 西町アイタウンでは正午〜午後3時、 楽しい催しがたくさんあります。 みなさんも 「丹の国まつり」 に参加していい思い出を作って下さい。
紙面掲載日:2007年4月27日付