現在の位置・・ホーム>>子どものページ>>しんぶん教室>>青年海外協力隊
青年海外協力隊


国境を越えた支え合い活動

あやべっ子 しんぶん教室
 海外で活躍している青年海外協力隊について、京都海外協力協会に尋ねました。


 今、 全世界で国境を越えて地球全体で助け合い、 支え合っていこうという関係が深まっています。 そして、 人類全体で取り組まなければならない多くの課題に直面しています。


 全世界の人口63億人のおよそ4分の3にあたる45億人が教育、 食料、 環境、 病気などの様々な問題を抱えた、 開発を目指している国で暮らしています。


 同じ地球に住む人間として平和と安全、 発展に貢献するODA(政府開発援助)という活動があり、 日本も実施しています。
パンフレット

 ODAの中で実際に事業を行うJICA (国際協力機構)があり、 幅広い活動をしています。 その一つが 「青年海外協力隊」 という活動です。


 この活動は、 自分の持っている技術や知識、 経験を開発途上の国の人々のために生かしたいと思っている青年が海外に行き、 その地域に暮らしている人々の生活を良くするために役に立ってもらおうと、 1965年に始まりました。


 参加できる青年の年齢は20歳から39歳までで、 活動する期間は2年間。 活動する場所は、 アジア (中国、 モンゴル、 インドなど)、 アフリカ (ケニア、 カメルーン、 エチオピアなど)、 中南米 (チリ、 メキシコ、 コロンビアなど)、 中近東 (ヨルダン、 トルコ、 エジプトなど)、大洋州 (サモア、 トンガ、 パプアニューギニア)、 欧州 (ブルガリア、 ポーランド、 ルーマニアなど) など、 84の国で行っています。


 特定の資格が必要な職種、 資格がなくても趣味やスポーツ、 仕事、 ボランティアの経験がありその能力を生かせる職種など、 8つの分野、 約120種類もの職種で協力しています。


 日本語や理科など小学校の先生。 柔道や空手道、 水泳などのスポーツの指導者。 看護師、 助産師、 言語聴覚士、 義肢(人工の手や足)の製作者や装具士、自動車整備士、 コンピュータ技術士など3万人を超える人たちが、 2007年7月31日までに参加しています。


 隊員たちは現地の人と同じ言葉を話し、 一緒に生活をし、 力を合わせて働き、 そこに暮らしている人が 「より良く」 なるために頑張っています。


 綾部市からはこれまでに4人、 現在2人の人が海外で活動をすることになっています。
紙面掲載日:2007年10月26日付