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ゴールデンウイーク


58年前、映画ヒットきっかけに

あやべっ子 しんぶん教室
 もうすぐみなさんが楽しみにしているゴールデンウイークがやってきます。いくつかの祝日が集まったゴールデンウイークについて調べてみました。

 昭和の日(4月29日)、憲法記念日(5月3日)、みどりの日(同4日)、こどもの日(同5日)と祝日が集まったこの1週間。かつては祝日が飛び飛びにあったので、「飛び石連休」とも言われていました。

 1951年。この期間に上映された「自由学校」という映画が、お正月やお盆に上映された映画よりもヒットしました。これをきっかけに「多くの人に映画を見てもらおう」と当時の映画会社「大映」の専務松山英夫さんは考えました。

 その頃、一般の家庭にはまだラジオしかありませんでした。ラジオの最も聴取率の高い時間帯をゴールデンタイムといっていたことをヒントにし、ゴールデンウイークという言葉を作り出したのです。
丹の国まつりパレード
 ただ、その頃はまだ今のように英語が一般的ではなかったので、「黄金週間」とも言われていました。

 昭和天皇が亡くなり、天皇誕生日(4月29日)は祝日ではなくなったのですが、60年余りもの長い間、祝日として国民の間に定着していたのを祝日でなくすると国民の生活に大きく影響すると考え、自然をこよなく愛した昭和天皇にちなんで「みどりの日」として残されました。

 2005年の祝日法の改正で、2007年からは「みどりの日」は5月4日になりました。若葉、青葉の季節でもあり、自然に親しみ感謝し、豊かな心を育もうという日です。

 そして、4月29日は昭和を記念する「昭和の日」となりました。「昭和の日」は日本で一番新しい祝日です。

 5月3日の憲法記念日は、1947年に施行された憲法の施行日を記念した日です。

 5月5日は、昔から端午の節句としていろんな行事が行われてきた日です。1948年に、子どもの人格を大切にし、子どもの幸福をみんなで考える日であると同時に、母親に感謝する日として「こどもの日」に設定されました。

 そして、子どもにも読めるように、ひらがなで「こどもの日」と書くのが正しいそうです。
紙面掲載日:2009年4月24日付