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ちょっと ドライブ
神戸市立王子動物園神戸市灘区
2008年(平成20)1月11日掲載
旦旦


日なたぼっこをするパンダの旦旦

長寿日本一のゾウを飼育

世界の144種の動物と出合える動物園


 極寒の北極からアフリカの大草原まで、世界の各地に生きるおよそ144種826点(平成19年10月現在)の動物たちと出合うことができ、いろんな施設を併設した動物園。

 正面ゲートをくぐると華やかなフラミンゴの大群が出迎えてくれる。目を水中に入れて餌を探す姿はやはり独特で面白い。その先にはパンダ館。実物を見たことがなく、期待が膨らむ。

 雄の興興(こうこう)は、わずか3〜4b先で食事中。こんな近くで見られるとは思ってもいなかった。が、パンダは相当な神経質らしく背を向けたまま。雌の旦旦(たんたん)は日なたぼっこ中。生態や日々の様子を飼育員が説明してくれる。

 アシカ池ではサービス精神旺盛なアシカが、目の前を何度も往復してくれた。ホッキョクグマの大きさに驚き、チンパンジーの人間に似たしぐさに感心し、あまりにも動かないコアラは本物かどうかを確かめるまで、かなりの時間がかかった。

 王子動物園は、明治初めに開園した諏訪山動物園が閉園になり、昭和26年に開園した。この時から飼育されている唯一の動物が、昭和18年生まれで長寿日本一のインドゾウの「諏訪子」。長い鼻、大きな体は圧巻。

 ゾウやキリンの骨格標本の展示、ライオンやチーターと競走できるアニマルレース、水中のペンギン観察など、動物の生態や特徴が学べる「動物科学資料館」。

 国指定の重要文化財で、現存する神戸の異人館では最大規模の建物「旧ハンター住宅」。玄関タイルやステンドグラスの造りは重厚だとか。(4月、8月、10月に公開)。

 子ども汽車、メリーゴーランド、アニマル大観覧車がある「ミニ遊園地」。ヤギ、ヒツジ、マーラが放し飼いにされていて、ウサギやモルモットを抱っこできる「ふれあい広場」などもある。

 1月19日から30日までは年賀状版画コンクールの作品展。2月19日までは干支(えと)のネズミ展。3月には春休み動物映画大会などのイベントが予定されている。

 広々として清掃の行き届いた園内。すべてを見て回るのには結構な時間が必要。

ルート
 舞鶴若狭自動車道神戸三田インターを下り右折、六甲北有料道路を三宮六甲山方面に向かう。約2`先で六甲山有料方面に入り高羽を右折、約3`先の野崎通り3を左折。

メモ
 開園時間=午前9時〜午後4時半▽休園日=毎週水曜▽入園料=大人600円、中学生200円、小学生以下無料▽有料駐車場あり。問い合わせは078・861・5624。




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