広大な園内で買い物や散策も楽しめる
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“農”と触れ合い、農村を楽しむ
体験施設や「肉じゃが3兄弟」も好評
「見る」「食べる」「体験する」を通じ、”農”と触れ合い、農村を楽しむ施設。広大な園内は、3つのゾーンに分かれている。
農場ゾーンの畑には、キャベツ、小松菜、ホウレンソウ、ワサビ菜など、季節の農産物が育っている。イチゴハウス内では、7段式の水耕栽培イチゴの収穫体験ができる。
園内で一番見晴らしのいい展望広場から春の色に変わった海、天然記念物のオオミズナギドリが生息する冠島がかすんで見える。「うわぁー」と思わず声を出し、両手を伸ばしてしまうほどのきれいさと開放感と壮大さ。竹馬、竹ぽっくりで遊べる芝生もある。
交流体験ゾーンでは、園内で収穫されたイチゴやミカンを使って作るフルーツ大福教室(10人以上で実施、要予約、1人800円)、好きな形に作ったパンが焼ける石窯パン焼き教室(10人から20人までで実施、要予約、1人1200円)が随時開かれる。
手づくり工房には地元で採れたジャコや、ワカメ、茶、キノコ、野菜、花のほか、ジャムや木工品、陶器などが販売されている。
オリジナル商品の「肉じゃが3兄弟」は、長男の「肉じゃがコロッケ」、次男の「肉じゃがまん」、三男の「肉じゃがジェラート」で、どれも好評だとか。不思議な味だという肉じゃがジェラートを食べてみる勇気はなかったが、この発想はさすがに「肉じゃが発祥の地」ならでは。
レストランはバイキングスタイルで、地元産の農産物を使った自然食メニューが60種以上そろっている(土・日曜は午後9時まで営業)。
農村ゾーンには、家族やグループで農に親しむ時間を過ごす人向けのコテージがあり、キッチン、バス、トイレ、リビング、洗濯機などの設備が整っている。
また、年間契約の日帰り農園、滞在型農園もある。滞在型農園のログハウスの駐車場には京阪神ナンバーの車が止まっていた。
ログハウスのテラスではいすに座りお茶を飲みながら野菜を眺めている人。畑を耕している人。収穫したダイコンやハクサイを運んでいる人。隣家の住人とおしゃべりをしている人。
緑に囲まれ、海を望む場所で、土に親しみ、作る喜び、育てる楽しみを味わう。これまでとは違う、ここでの生活をのんびりと思い思いに楽しんでいるように見えた。
ルート
国道27号で東舞鶴に入り、「大門松島」の交差点を左折。舞鶴クレインブリッジ、平トンネルを経て、瀬崎トンネル出口のすぐ左にある。
メモ
休園日=毎週火曜▽開園時間=午前9時〜午後6時▽入園無料▽問い合わせは0773・68・0233。
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