迫力満点のイルカショー
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500種余りの水族生物を飼育
迫力満点のイルカショーも
世界の各地に生息する500種余りの水族生物が見られる神戸市立の水族館。
世界初の波のある大水槽には、群れをなす小さな魚から体長が2メートル余りもある大きなエイまで、多種多様な魚たちが悠々と泳いでいる。
テッポウウオ、ピラニアなどの習性や秘めた特技などの解説を聞きながら、エサを取る様を目で追う。端から端まで波が揺れ、魚が行き交う。しばらく見ていると、まるで水中にいるような気持ちになってしまう。
ラッコの食事タイムとの放送があり、ラッコ館に行ってみる。アラスカの岩礁を模した館内はひんやりしている。係員から手渡されたタラやイカをお腹の上に置き、身を引きちぎる。貝は上手に割り、身を取り出し食べる。小さくて素早い仕草のラッコは、落ち着きがなくひょうきんな印象で愛らしい。
今度はイルカのショーが始まるとのことで、イルカライブ館へ急ぐ。ダイナミックジャンプ、輪くぐり。移動するための潜水までも整然としている。
演技が決まるたびに「ワァー」と歓声が上がり拍手が起こる。どれもこれもピタリと息が合い、見事なチームワーク。イルカの頭の良さには感心した。
このイルカたちのトレーニングの様子を見ることもできる。常にイルカの体調に気を配り、信頼関係を大切にしながら遊びを取り入れ、レベルアップや新しい技に挑戦するとのこと。
1つの演技をマスターするのに1年もかかることもあるそうで、トレーナーたちの苦労と愛情の深さ、根気の良さには頭の下がる思いがした。
ショーが終わると、10羽のマゼランペンギンのお散歩。あっちの子ども、こっちの観客に愛敬をふりまきながら目の前を行くペンギンたち。ユーモラスな歩き方につい笑みが浮かんでしまう。
ほかにも、ウミガメプールやアマゾン館、森の水槽北館・南館などがあり、クラゲやオオサンショウウオ、ヤドカリといった世界の様々な水の中で生きる生物が見られる。
遊園地にはメリーゴーランドやウオーターショットなどの乗り物があり、芝生の上に寝っ転がってくつろげるお弁当広場もある。
ルート
中国自動車道から山陽自動車道、阪神高速神戸線を走り、若宮ランプで降りてすぐ。要所要所に案内板あり。
メモ
休館日=毎週水曜(4〜11月は無休)▽開館時間=午前9時から午後5時▽入園料=18歳以上1300円、15〜17歳800円、6〜14歳500円、5歳以下無料。団体割引、年間パスポートあり。問い合わせは078・731・7301
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