三岳山の中腹にある「みたけ山荘」
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設備充実した山荘へお越しを
20、21日にはシイタケ栽培の催しも
三岳山の中腹、標高400メートルに位置する三岳青少年山の家「みたけ山荘」。
山道に入るとすぐ、梅の木が並ぶ梅街道を通る。例年、3月になると開花し、春本番を実感させてくれるそうだ。
棚田を道の両脇(わき)に見ながら更に登ると、山荘に着く。車から降りると、身がキュッと締まるような空気の冷たさ。周りの景色といい気温の差といい、綾部市の近郊とは思えない違いがある。
この山荘は、合宿や林間学校などに利用される本館、研修館、雨が降っても野外行事ができる多目的ホール、バンガロー、キャンプ場の施設がある。
宿泊設備も整っていて、お風呂(ふろ)もあるし毛布や布団の貸し出しもしている。食事は、会席やボタン鍋(なべ)、鴨(かも)鍋、寄せ鍋、すき焼き、焼き肉などのメニューがある。
また、昆虫採集やバードウォッチングが楽しめ、6〜7月には運が良ければギフチョウの姿を見ることもできる。
ピアノ、カラオケセットを借りることもできるし、みんなで餅(もち)つきをしようということになれば、臼(うす)と杵(きね)も借りられる。JR福知山駅からの送迎バスもある。こういった施設、設備品の利用は有料で予約が必要。
三岳山への登山道も整備されていて、雑草が生い茂っているという心配はない。標高839メートルの山頂まではおよそ1時間半。11月の下旬から12月にかけては山荘から雲海が望めるし、天気に恵まれれば能登半島が見えることもあるという。
バンガローのすぐ上には、市指定の文化財をたくさん所蔵している金光寺。その裏手には、その昔、修験者がこの滝に打たれて身を清め、参拝、修行したと伝えられている、水量が豊富で高さ20メートルもある滝「観練漠」がある。
みたけ山荘では今、シイタケ栽培のオーナーを募集している。3月20日の夕方集合。バーベキュー、懇親会で交流をし、翌21日にシイタケの植菌をしたあと、昼食。午後2時に解散という1泊2日のイベント。
今後は、11月に菌糸が繁殖するようにホダ起こしを行い、平成20年の3月に1泊2日で収穫祭をする予定になっている。
ホダ木や道具などはすべて山荘で準備する。費用はホダ木10本分などを含んで1万3千円。応募は3月15日までに山荘へ。
ルート
国道9号の牧交差点を通過し、2キロ先の野花交差点を右折し国道426号に入る。およそ1・5キロ地点(案内板あり)で右折、市道を4キロ足らずの所。
メモ
休館=第3水曜日(7、8月は除く)。問い合わせは33・2804(午前9時から午後5時まで)。
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