敷地内に２００種類以上のハーブや薬草、 薬木が栽培されている

ハーブやシルクの温泉が人気

お菓子や工芸品作りなどの体験教室も


　与謝郡加悦町にあるハーブをテーマにしたスポット 「リフレかやの里」 には、 ２００種以上のハーブや薬草、 薬木が栽培されている。 これらを使った施設で一番の人気は、 10種類のミネラル成分を含む温泉。 月替わりのハーブ湯、 ハーブの湯が霧状になって降ってくるハーブミストサウナ、 シルク湯、 ジャグジー、 箱蒸しがある。

　白濁のシルク湯は、 浸かったとたんに肌がツルツル、 スベスベになり感激。 （入浴料大人５００円、 午前10時〜午後10時）

ハーブをベースにした欧風料理、 有機米や無農薬野菜を使ったメニュー、 パスタ、 20数種のスパイスを調合したカレーなどが味わえるレストランもある。

　献立には、 消化促進や血を浄化し血圧を下げるもの、 生理不順や更年期障害を改善する作用のあるものなど 「体にいいもの」 をコンセプトにした材料が使われている。

　ハーブを使った石鹸（せっけん）、 入浴剤、 香水、 ハンカチ、 ティー。 飴（あめ）や靴下、 スカーフなどのシルク製品。 キーホルダー、 壁掛け、 かごなどの工芸品や農産物ショップもある。

自分で作りたいという人には、 ハーブの押し花のはがき、 ハーブキャンドル、 ハーブソープ、 バラのつぼみを使ったエッセンシャルオイルの香りがする置物、 香りのフレーム、 リースなどが作れる体験教室もある。

屋外にはトチュウの森や香りの小径（こみち）、 霊薬ゾーン、 染色の小径、 五味ガーデンなどに分けられたハーブガーデンの遊歩道があり、 その先に温室がある。

入ると優しくさわやかな香りが満ちていて、 思わず目を閉じ胸一杯に息を吸い込んでしまう。 ここでもハーブ化粧水、 ルームフレッシュナー、 ハンドクリーム作りが体験できる。

　緩い坂道を少し登ると、 ハーブ入りのヘルシーケーキやクッキー、 パイの店。 工房内ではお菓子作りも。

　坂道を登ると、 短歌と俳句中心の資料館江山文庫。 加悦町は与謝蕪村の母の出生地で、 蕪村も同町で過ごした時期があるゆかりの地。 与謝野鉄幹・晶子の直筆の短冊、 掛け軸なども展示されている。

その先は加悦工芸の里。 周囲の自然に溶け込んでいながら個性的で素敵な建物が、 歩くのに程よい間をおいてある。 建物内ではガラス工芸、 陶芸、 七宝焼、 織物、 木工などの実践、 展示、 即売をしている。 自然のものを生かす喜び、 手作りの楽しさと良さが肌で感じられた。

ルート
　国道１７５号から１７６号を走り、 加悦町に入る。 加悦ＳＬ広場横の交差点を直進し、 １・２キロの所を右折すると約１キロ。

メモ
　問い合わせは、 ０７７２・44・３１１１。