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ちょっと ドライブ
三段池公園福知山市
2003年(平成15)9月12日掲載
公園内の都市緑化植物園

公園内の都市緑化植物園

思い思いに自分の時を過ごす

勉強、スポーツ、"のんびり"にもOK



 福知山市猪崎にある三段池公園は、 福知山藩の藩主、 松平忠房が灌漑(かんがい)用として造った池の周辺を、 市の都市計画課と緑化協会が整備して公園にしたもの。

 まずは池の周囲の散策道を歩いてみる。 池を取り囲むように並ぶ松。 みごとな枝ぶりに感心し、 幹の立派さに歴史を感じる。

今は萩(はぎ)が真っ盛り。 春はお花見、 秋は紅葉も楽しめる。 水辺では白鳥や黒鳥、 カモ、 オシドリなどがゆったりと泳ぐ姿もあちこちで見られ、 つい歩調ものんびりになってしまう。 もちろん貸しボートも健在。

 都市緑化植物園には、 サボテンやラン、 熱帯果樹の温室がある。 ムシッとする温室内には川や滝、 岩山、 巨像があって植物を見るだけでなくジャングルの冒険気分も味わえる。 色鮮やかな花や珍しい植物に心が和む。

 緑に関する相談、 図書のコーナーのほか、 講習会や展示会を催す 「緑の相談所」 も併設され、 多くの人に利用されている。

 子どもたちだけでなくカップルにもけっこう人気のある動物園。 小動物やカンガルー、 アライグマ、 シロテナガザル、 フラミンゴなどがいて、 ヤギやウサギには触れることもできる。
  「猿ケ島」 には日陰でウトウト昼寝する老猿、 仲間の毛づくろいや子どもの世話をする青壮年の猿、 岩から岩へと元気よく遊び回る子猿。 どこか人間の世界に似ていて、 見ていて飽きない。

 子どもたちに科学を通じて想像力や情操を養ってもらい、 楽しみながら学んでもらおうという児童科学館。 音楽にのせていろんな星にまつわるお話が聞けるプラネタリウムも併設されている。

 園内には、 木製遊具のミニミニアスレチック、 トリムのひろ場。 ジャングルジムやブランコのある 「ゆうぎひろ場」 などがあり、 ゆうぎひろ場は、 サクラやモミジがたくさんあって、 お弁当を食べるのにいいスポット。

 バドミントンやボールを持ってきて体を動かす人。 音楽を聞いている人。 本を読んでいる人。 仲間とウオーキングをしている人。 汗びっしょりになってジョギングをしている人。 芝生の上で寝っころがっている人。 花や木々を見ている人もいる。

思い思いに自分の時間をすごしている。 何をするでもなく、 ただぼんやりとそういった人たちを眺めているのもいい。

アミューズメント施設やスポーツ施設、 ちょっと勉強になる施設もある。 手入れの行き届いた、 四季折々に咲く花や緑もいっぱい。 駐車場、 トイレもあちこちに設置されていて、 のんびりとできる気持ちのいい所。

ルート
 中丹広域農道を福知山に向かい、 さくら橋を渡ってすぐの交差点を左折すると案内看板があるし、 交差点を直進して次の信号を左折してもよい。

メモ
 植物園、動物園、 科学館の共通入場チケット大人1050円、 小人520円 (各施設での支払いも可)。 開園時間9時〜17時。 休館日は毎水曜日。

三段池公園ホームページ   http://www.sandanike-kouen.or.jp/