1月 |
内 容 |
写 真 |
【初えびす大祭】 |
9日が宵えびすで10日が本えびす。 並松町の熊野新宮神社境内にある綾部恵比須神社で。
景気回復と商売繁盛を願って、 七福神を乗せた 「宝船」 が市街地を巡行する。
境内には 「商売繁盛で笹(ささ)持ってこい」 の掛け声が響き、 福娘たちが吉兆笹や熊手などの縁起物を販売する。
甘酒の接待も
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【左義長祭】 |
14日に上野町の若宮神社と宮代町の綾部八幡宮で。 「どんど焼き」 とも言う。
松の内に飾られていたしめ縄や門松、 書き初めなどを焼納する。各小学校などでも
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【厄除け大祭】 |
18日に宮代町の綾部八幡宮、 物部町の厄善神社、 広瀬町の広瀬八幡宮、 高津町の高津八幡宮などで。
うち、 厄善神社では厄除(やくよ)けと招福を願った輪が設置される
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【初弘法の法要】 |
21日に舘町の楞厳寺で。 「柴燈不動明王護摩祈願」 の法要で厄払いをする
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【脳天大神大祭】 |
下旬に向田町の真福寺境内で。 奈良県吉野の蔵王堂の奥地に蔵王権現の変化身として祭られている脳天大神
(竜大神) の分霊が、 同寺境内に安置された約30年前から毎年行われている。
火がつけられた護摩壇に、 願い事が書かれた護摩木を焼納する
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【愛宕山の火まつり】 |
24日に田野町の坂本神社で。 「火の神様」 を祭る神社として厚い信仰を集める。
火鎮(ほしずめ)式では火がつけられた護摩壇の中に護摩木を投げ入れ、 火災予防や家内安全などを祈願する。
消防関係者や一般市民が訪れる
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【初天神祭】 |
25日に駅前通の綾部天満宮で。 「学問の神様」 の菅原道真公を祭り、 学業成就や無病息災、
交通安全などを願う
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【那智山不動明王大祭】 |
28日に寺町の正暦寺で。 同寺に祭られている不動明王は、 新義真言宗の開祖・興教大師の作と伝えられ、
元綾部藩主の九鬼公から寛永年間 (1624〜1644) に寄進されたもの。
毎年、 初不動の縁日に大祭を催す。 郷土の繁栄や交通安全を祈願。 名物 「大根(だいこ)だき」
が参拝者に振る舞われる
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2月 |
内 容 |
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【大本節分大祭】 |
3日夜から4日未明にかけて上野町の長生殿などで。 大はらい神事では、 全国各地から寄せられた
「人型」 の紙が1枚1枚祈願を込めて素焼きの壺(つぼ)に納められたあと、
壺は全国から来綾した瀬織津姫や祭員らによって、 綾部大橋へ。 橋の上から由良川へ人型が放たれ、
清流によって清められる。
このほか、 甘酒の接待や福引なども行われ、 数万人の参拝者や拝観者などでにぎわう
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【茗荷(みょうが)祭】 |
3日に金河内町の阿須須伎神社で。 境内の 「お宝田」 に自生するミョウガの生育状況などで、
その年の天候や稲作の豊凶を占う
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【筍(たけのこ)祭】
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4日に篠田町の篠田神社で。 茗荷祭と並ぶ志賀郷七不思議の1つとして今に伝わる古事で、
同神社本殿裏の竹やぶに入ってタケノコを探し、 見つけた順番にその年の稲の作柄を占う
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【初午(はつうま)大祭】 |
下旬に西町1丁目の綾部商工稲荷神社。 京都の伏見稲荷大社の分霊を祭り、
綾部の商工業の繁栄を祈念する。 もちつきなども行われる
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【厄除祭】 |
18日に上野町の若宮神社境内の厄除神社、 下八田町の上谷厄神社で。 若宮神社では、
境内に 「厄除の門」 が設けられるほか、 巫女(みこ)から破魔矢やお守りなど買い求める参拝者も多い。
また、 武内宿弥(たけのうちのすくね)を祭る上谷厄神社は、 厄除け祈願の歴史が市内で最も古く、
300年ほど前からと伝えられている
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【丹波丹後秋葉神社万年講】 |
中旬に上杉町の八坂神社で。 明治20年代に上杉地区などで火災が相次ぎ、 住民に不安が広がったため地元の人たちが講の結成を思いついたのがきっかけ。
上杉地区周辺にも同じ不安があったことから東八田、 西八田、 舞鶴など30余りの集落の賛同を得て、
当時の代表者らが遠州 (静岡) の秋葉山に参って分神を授かり、 明治25年に初の大祭が営まれたと伝わる。
「火伏せの儀」 などを営み、 火災よけなどを祈願する
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【歓喜稲荷例祭】 |
2月の日曜日に並松町の歓喜稲荷神社で。 商売繁盛、 家内安全などを祈願する
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3月 |
内 容 |
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【初午祭】 |
初旬に宮代町の綾部八幡宮境内の釆女(うねめ)稲荷神社で。 交通安全や五穀豊穣(じょう)、
商売繁盛など祈願
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【柴燈大護摩供養】 |
中旬に神宮寺町の千手院境内の四ツ尾稲荷で。 真言宗寺院の僧りょらの読経のなか、
無病息災や家内安全などの願い事が書かれた護摩木を火の放たれた護摩壇へ投じる。
燃え尽きた護摩壇の上を素足で歩く 「火渡り」 に挑む参拝者もある。 福引や甘酒の接待も
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【桧前(ひのきまえ)不動尊例祭】 |
春分の日に位田町の同不動尊で。 140年ほど前に成田山から分祀(し)されたと伝えられる。
経文を唱えたあと、 釜で護摩を焚(た)きながら参列者の家内安全や無病息災などを祈願する
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【初午まつり】 |
下旬に青野町の白尾稲荷神社で。 同神社は江戸時代中期、 地元の庄屋が高松稲荷から分霊を授かり屋敷内に祭ったのが始まり。
明治になって伏見稲荷からも分霊を授かり、 地元で祭をするようになった。 同町にある二宮神社の末社ということになっている。
本殿で五穀豊穣や商売繁盛などを祈願する神事を営み、 境内では福引や菓子類の販売コーナーも
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4月 |
内 容 |
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【お田植式】 |
3日に宮代町の綾部八幡宮で。 平成6年の春季大祭で、 50数年ぶりに奉納された。
約200年前の古文書に基づいた民俗芸能。 本殿前の特設舞台で、 暦による農耕開始の時期確認から田起こし、
田すき、 田ならし、 種蒔(ま)き、 水あて、 鳥追い、 苗取り、 田植えの順に演じる。
地域の安寧と五穀豊穣を祈願。 多くの市民たちでにぎわう
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【観桜会】 |
初旬に七百石町の岩王寺で。 同寺は茅(かや)ぶきの山寺としても知られる。
この祭りは、 岩王寺行者講である 「八峰講」 が昭和51年から毎年開催している。
護摩祈とうを執り行い、 家内安全や五穀豊穣を願う。 境内では甘酒の接待なども
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【日限地蔵尊大祭】 |
中旬に舘町の楞厳寺で。 無縁経大法会、 水子地蔵尊供養なども。 願い事がかなって欲しい日を限定して願掛けをすると、
ご利益があるとされる
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【大般若法要】
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18日に睦寄町の光明寺で。 600巻の大般若経典を僧りょたちが転読し、 天下太平などを祈願。
大般若経は中国・唐時代に玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典を漢訳したもので、
日本へは奈良時代に伝わった。 600巻で500万字からなる大般若経に説かれている内容を凝縮したものが般若心経となっている。
境内には地元青年団の露店も立ち並ぶ
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【長宮不動尊春季大祭】 |
下旬に田野町の同不動尊で。 柴燈護摩供養など
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【防火祈願祭】 |
下旬に栗町の愛宕神社で。 火の神様や農耕の神様として地元住民から厚い信仰が寄せられている。
神事のほか 「火の神ぜんざい」 の接待なども
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【尊氏忌法要・子安延命地蔵尊大祭】 |
29日に安国寺町の安国寺で。 同日は足利尊氏の祥月命日。 尊氏と妻の登子、
尊氏の母親上杉清子の墓前で法要を営む。 野だてなども設けられる
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5月 |
内 容 |
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【岩根山行者堂春季大祭】 |
初旬に上原町の岩根山山頂の同行者堂で。 護摩供養を通して五穀豊穣や家内安全などを祈願する
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【みろく大祭・春季祖霊大祭】 |
初旬に上野町の大本長生殿や本宮町のみろく殿などで。 天地を造った主神に、
世界の平和と幸福な世界 「みろくの世」 の実現を祈る
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【秋葉の火祭り】 |
5日に味方町の紫水ケ丘公園内にある秋葉三尺坊大権現味方分霊場で。 日常生活の中の防火につながる守護神を祭り、
防火を祈願する。 ぜんざいの接待なども
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6月 |
内 容 |
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【夏越(なごし)の大祓い】 |
30日に上野町の若宮神社、 高倉町の高倉神社で。 氏子たちの上半期の罪や汚れをぬぐい去る。
境内には 「茅(ち)の輪」 が設けられ氏子たちが輪をくぐる
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7月 |
内 容 |
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【祇園祭】
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上旬に青野町の二宮神社境内の八坂神社で。 江戸時代、 旧青野村に広がった疫(えき)病を払うため、
京都市にある八坂神社から分社されたと伝えられる。 家内安全などを願って神事を執り行う
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【きゅうり封じ祈とう】 |
8日に味方町の宝住寺で。 同寺には、 市指定文化財の薬師如来像が祭られている。
祈とうは薬師如来の神通力で病魔や悪鬼をキュウリの中に封じ込める秘法と伝えられ、
毎年、 市内外から多くの参拝者が訪れる。
参拝者の願い事を書いた紙を巻いたキュウリを薬師堂に運び、 参拝者らが共に般若心経と
「おんころろせんだり まとうぎ そわか」 という薬師如来の真言を唱和する
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【鬼子母神大祭】 |
上旬に西町2丁目の了円寺で。 安産や子どもの健康を願う
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【水難除地蔵尊祈願祭】
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1学期の終業式の日に並松町の同地蔵尊で。 水の事故のない楽しい夏休みを願う
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【天神まつり】
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24日に駅前通の綾部八幡宮で。 子ども神輿(みこし)の巡行などが行われる。
物部町の諏訪神社境内の天満宮でも、 露店が軒を連ねるなどして盛り上がる
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【天一さんの土用丑祭】 |
土用の丑の日に高倉町の高倉神社で。 同神社の祭神 「以仁(もちひと)王」
の古事にちなんだもので家内安全や病気平癒(ゆ)を祈願。 5枚の葉のクマザサを持ち帰ると腹痛にご利益があるとされ、
市内外から多くの参拝者が訪れる。 名物 「はらわた餅(もち)」 の販売も
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【水無月まつり】 |
7月第4土曜日に並松町の熊野新宮神社と市街地中心で。 綾部では最大のイベント。
熊野新宮神社での祭典は7月28日。午後7時ごろからは並松町の由良川周辺で平和祈願万灯流しが行われ、
5色の灯篭(ろう)が暗くなった川を鮮やかに浮かび上がらせる。 また献灯神事に続いて行われる花火大会では例年、
数千発の花火が打ち上げられ、 市内外から訪れた多くの観客を魅了する
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8月 |
内 容 |
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【精霊送り】 |
16日に並松町の由良川河畔で。 施餓鬼(せがき)法要や水塔婆供養など
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【向田観音まつり】 |
17日に向田町の長福寺向田観音堂で。 同観音は古くから目病に霊験があると伝えられる。
祭礼のあとご本尊が開帳され、 護摩供養が営まれる。 同町の田んぼの土手で行われる火文字では、
「向田かんのん」 などの文字が暗闇(やみ)に浮かび上がる
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【花ノ木地蔵大祭】 |
23日に綾中町の同地蔵尊で。 地元や近隣自治会の子どもらが健やかな成長を祈願する
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9月 |
内 容 |
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【八朔(はっさく)祭】
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第1日曜、 七百石町の岩王神社で。 「久原(くばら)の荒神さん」 として親しまれている八大荒神を祭神とし、
疫病よけにご利益があるとされる。 露店も立ち並び地元住民らでにぎわう
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【岩根山行者堂秋季大祭】 |
1日に上原町の同行者堂で。 護摩木が焼かれ経文が唱和される
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【奉納相撲】 |
上旬に栗町の沢神社境内の若宮神社で。 五穀豊穣などを願って、 小学生らが土俵で相撲を奉納
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【萩(はぎ)まつり】 |
中旬に寺町の正暦寺、 七百石町の岩王寺で。 正暦寺は楽寿観音 (ぼけ封じ観音)
の法要や作品展など。 岩王寺では、 筆供養の法要やお香作りの体験コーナーなどが催される
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10月 |
内 容 |
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【秋祭り】 |
中旬に市内の各地区で。 中筋町の島万神社で奉納される太刀振りや太鼓踊りは市の第1号無形文化財に指定されている。
太鼓踊りは、 俗に 「テンテコテン」 と呼ばれ、 昔からの踊りの振りや曲が伝承されている。
高倉町の高倉神社では伝統芸能の 「ヒヤソ踊り」 を奉納。 於与岐町の於与岐八幡宮では神事のあと、
境内で神輿の渡御と伝統芸能 「獅子頭(ししがしら)の舞」 と 「鼻高の舞」
を奉納。
中旬の日曜には綾部地区の8神社が合同で秋祭りを催す。 綾部八幡宮 (宮代町)、
若宮神社 (上野町)、 二宮神社 (青野町)、 笠原神社 (味方町) の4神社からの神輿が市街地を練り歩いたあと、
市役所前のお旅所に集結。 残りの坂本神社 (田野町)、 大谷神社 (寺町)、
熊野新宮神社 (並松町)、 大山祇神社 (野田町) からも金幣が集まり、 8神社合同の祭礼を執り行う
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【祭礼】
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下旬に梅迫町の三柱荒神社や神宮寺町の加迫神社などで。 うち、 三柱荒神社では名物
「いも焼き」 の接待も
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11月 |
内 容 |
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【大本開祖大祭・秋季祖霊大祭】 |
6日に上野町の大本長生殿で。 大正7年11月6日に逝去した出口なお開祖の聖苦と遺徳をしのぶとともに、
全人類の救済と世界平和を祈る祭典
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【建田の金刀比羅講大祭】
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10日に佃町、忠町、武吉町の3町持ち回りの講元宅で。
宝永年間 (1704〜1711)、 度重なる水害で苦しむ農民を見ても年貢を減免しない代官の悪政を直訴しようと、
佃町など3町から1人ずつの若者が決死の覚悟で江戸へ向かった。 代官も追手を出したが駿河
(静岡県) の大井川で川止めに遭い、 3人の直訴がかなった。 川止め前に渡れたのは日ごろ信仰する金刀比羅宮の霊験のおかげとされ以来、
3町の住民たちは盛大な祭事を千年間行うことを誓い、 現在も神事が継承されている
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【達磨(だるま)忌法要】 |
23日に八津合町の上林禅寺で。 禅宗の始祖といわれる達磨大師は、 釈迦(しゃか)の教えを座禅を組むことで忠実に実践し、
さとりを開いたと言われている。 御詠歌の奉詠や読経などで法要を営む
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12月 |
内 容 |
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【山ノ神神社祭礼】 |
初旬に神宮寺町の同神社で。 玉ぐしをささげるなどして1年間の無事を感謝する
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【大祓(はら)いの神事】 |
中旬から下旬にかけて、 市内の神社などで
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