インタビュー
聞き手 あやべ市民新聞社社長 髙崎健太
日東協力会 出口幹恭新理事長に聞く
「まずは存在知ってほしい」
新態勢で広報強化に意欲
理事は全員50歳前後に

(井倉町で)
東証プライム上場の日東精工(本社・井倉町、荒賀誠社長)の協力工場17社で構成する協同組合日東協力会は、今年度の役員改選で4年ぶりに理事長が交代し、SWOWA社長の出口幹恭さん(49)が新理事長に就任した。同会は1954年の設立以来、会員企業と日東精工を結ぶ役割を担ってきたが、出口理事長は新態勢の重点施策として広報強化を掲げ、「まずは日東協力会を知っていただきたい」と語る。新理事長としての抱負を聞いた。
―理事長を引き受けられての率直な思いは。
当会は今期で72期目を迎えますが、私で理事長としてはまだ9代目です。私は前期まで副理事長として運営に携わってきましたが、今回、歴史と伝統ある会を引き継ぐことになり、その重責に身の引き締まる思いです。
―新理事長として特に取り組みたいことは。
広報活動です。現在はホームページもありませんので、その制作にも取り組みます。目的は「日東協力会」という組織を純粋にもっと知っていただくことです。組合で仕事を受注するとかそういったことではなく、日東精工の数あるサプライヤーのうち17社のみで構成されていることを対外的に発信するとともに、会員企業の皆さんにも大げさに言えば「選ばれし会員企業」として誇りを持っていただきたいと思っています。
―日東協力会の存在意義や強みは。
私が理事として出向している府中小企業団体中央会は450組合、5万社超が加盟する府内最大の組織ですが、その中でも親企業に紐づいている協同組合は「日東協力会」と「日新電機協力会」の二つしかない貴重な存在です。
私たちの目的は明確で、「助け合って自社を発展させること」です。そのためには日東精工さんにもうけてもらって良い仕事をもらわなければなりませんし、私たちも納期や品質、コスト面で協力する必要があります。材木正己会長がよく言われる「ウィンウィン」の関係をもっと強固にすることが大事です。
日東精工の役員の皆さんと頻繁にお会いする中で自分自身をアピールし、冗談も言い合えるような関係を構築することで仕事につながると思っています。
―協力企業から見た「日東精工」という会社の魅力とは。
綾部市を代表する東証プライム上場企業であり、その1次サプライヤーとして仕事ができることで社会的信用を得ることができています。また、多くの協力企業が長年にわたり取引を続けており、協力会活動を通じて単なる発注先ではなく、共に成長するパートナーとして接していただける点も大きな魅力です。
―今後10年を見据えた展望を。
今回の役員改選では若返りを図り、理事は全員50歳前後となりました。日東協力会のミッションは「日東精工に貢献する」です。日東精工に一番近い企業集団として関係を更に深め、会員企業の発展につながる事業を継続し、良い形で次世代へバトンタッチしたいと考えています。その積み重ねが地域産業の発展にもつながると考えています。
【組合員企業】(五十音順)
飯田製作所(宮代町)、ウィック(兵庫県豊岡市)、河内精機(大阪府東大阪市)、公栄精密(岡安町)、サント機工(井倉新町)、シオノ鋳工(与謝郡与謝野町)、松徳(大阪府柏原市)、SHOWA(十倉向町)、高倉機械彫刻所(福知山市)、タマヤ(青野町)、東豊精工(兵庫県豊岡市)、土橋電業(久世郡久御山町)、仲村金属工業(京都市南区)、西川産業(福知山市)、日昌製作所(京丹後市)、波多野製作所(鷹栖町)、舞鶴鉄工所(舞鶴市)


