由良川水運と大島湊テーマに90人が聴講
中筋公民館などが「新春歴史講演会」
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中筋公民館(四方晴向館長)などは16日、大島町の市ふれあいセンターで「新春歴史講演会」を開いた。同講演会は20回目で、当日は約90人が訪れ、郷土の歴史の話に耳を傾けた。
講演会のテーマは「由良川水運と大島湊(みなと)」。大島湊は旧大島村内にあった由良川最上流の水運拠点で、その遺跡は中丹広域農道と由良川堤防の建設でなくなったという。
講師を務めた綾部史談会副会長の川端二三三郎さんは、同町内の旧家が市資料館に寄贈した約2700点にも及ぶ「大島家文書」の記述などを紹介。由良川で水運制度が確立されたのは江戸時代前半の元禄から享保の時代で、それ以前は制度というようなものはなく比較的自由に航行できたことなどを説明した。
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