不況脱出へ決意新たに
300人集い綾部商議所新年互礼会
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今年、設立60周年を迎える綾部商工会議所主催の新年互礼会が4日、西町1丁目のI・Tビルで市内の商工業者や行政関係者など約300人が集まり盛大に開かれた。
会の冒頭、あいさつに立った由良龍文会頭は、一昨年秋に始まった世界同時不況が最悪期を脱したという見方を示した。しかし、「地方経済は、少子高齢化や工場の閉鎖など、懸念材料が多くある。この難局を乗り切るためには時代に則した高付加価値の商品やサービスを生み出す必要がある。ピンチをチャンスととらえ、地域経済の活性化にまい進してもらいたい」とあいさつをした。
その後、今月末に退任する四方八洲男市長が来賓として登壇。3期12年を振り返りながら、「財政の健全化、職員の意識改革、人脈づくりなどを柱に市政運営をしてきた。これらのことは企業経営にも当てはまる。経営者のみなさんは総合的な経営感覚を持って一日も早い不況からの脱却に力を注いでほしい」と述べた。
会では、由良会頭から四方市長に対して12年間の在任期間中の苦労をねぎらう意味を込めて花束が贈られた。
出席者たちは来賓の佐々木幹夫府議の発声で乾杯し、不況脱出の決意を新たにしていた。
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