初の「食育フェア」にぎわう
講演や各種催しに多くの人出
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市と綾部食育推進ネットワーク(澤田正一会長)は1日、里町の府中丹文化会館と市中央公民館で初めての「食育フェア」(府・市自治会連合会後援)を催した。講演やシンポジウムだけでも約850人が聴講するなど、子どもからお年寄りまで多くの市民が来場し、大いににぎわった。
同ネットワークは昨年6月、各関係団体が参加して発足した。学校給食や保健事業、地場産業育成、郷土食、伝統食の活用や推進など「食育」の普及を目指して活動しており、同フェアもその一環。
この日、府中丹文化会館では、食育・料理研究家の坂本廣子さんの「食べることは生きること」と題した講演や、坂本さんをコーディネーターに、空山の里の村上正代表、中筋小学校栄養士の渡邉紀子さん、市食生活改善推進員協議会の山田治栄会長をパネリストにしたシンポジウムを開催。講演会とシンポジウムの参加者には料理冊子「伝えていきたい綾部の味」や「食育川柳」の作品集などが配られたほか、ホワイエでは市内の学校や保育園、公民館活動などでの食育の取り組みを紹介するパネル展示もあった。
市中央公民館では、小中学生を対象にした手作り料理教室や親子で手作りおやつ教室、バター作り体験や健康チェックのコーナーなどを開設。屋外では野菜や農産加工品の直売、郷土食の販売コーナーが設けられ、ぜんざいやポン菓子の無料配布コーナーもあり、来場者たちは思い思いに楽しんだ。
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