音楽や照明、映像などで癒しの効果
市立病院に府内の病院で
初の分娩支援システム導入
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市立病院 (青野町、 白方秀二院長) の産婦人科病棟LDR室の1室にこのほど、 お産の状況に合わせて音楽や照明、 映像などで緊張や不安、 苦しみを和らげる分娩(ぶんべん)支援システム
(BSS) が整備された。 より高い癒し効果が得られる画期的システムで、 府内の産婦人科病棟では公立、 私立を通じて初めての導入。
同病院では6年前、 陣痛時から分娩、 回復までが一つの部屋で出来るLDR室2部屋を府北部で初めて整備したが、 今回はこれに加えて3628万円の事業費を投入して病室をLDR室に改造すると同時に、
最新式の分娩支援システムを設けた。
近年は全国的に産婦人科医の不足が社会問題化しているが、 綾部市では4月から民間の由良産婦人科医院で親子3人の産婦人科医がそろったほか、 市立病院では平成19年度から常勤医が1人増えて3人になるなど明るい話題がいっぱい。
そんな折、 市立病院では産婦人科病棟整備に伴って今回、 従来の公立病院の枠にとらわれず妊婦、 医師の双方に魅力ある取り組みを進めた。 分娩支援システム付きの新LDR室の使用料金は従来のLDR室の約2倍に当たる1日1万6千円となっている。
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