あやべ市民新聞 on web 現在の位置・・ホーム>>NEWS_INDEX&PHOTO_NEWS>>2007.2>>2007.2.16
サイト内検索(since2003.11.26 一部期間は記事全文含む help
2007.2.16 NEWS INDEX & PHOTO NEWS



アカモク(府立海洋センター提供) これも海の幸です!

海藻の「アカモク」 18日に試食即売

フクヤが綾部の大島店で
 府北部を中心にスーパーマーケット事業を展開するフクヤ (本社・宮津市鶴賀、 岡村忠明社長) が、 これまで府内では出回ることのなかった宮津産のアカモクを販売する。 18日には大島町の大島店でアカモクの試食即売を行う。

 アカモクはホンダワラ科の海藻。 全長は5メートル以上に生長し、 1年で成熟したあと切れて流失する。 栄養素を豊富に含み、 ほどよいぬめりとサクサクした食感が特徴で、 生殖器ができる2月から3月にかけてが食べごろ。 アカモクは秋田県などで食用されているが、 京都府では宮津や舞鶴など近くの海に自生しているにもかかわらず、 食べる習慣はなかった。

 府は平成17年度に 「丹後の海の恵(めぐみ)を生かすアクションプラン」 を策定し、 海藻など未利用だった海の資源の活用を検討。 18年3月にはアワビやサザエ、 海藻類など資源の生育場の拡大を目的として宮津市養老に約0・7ヘクタールの藻場を造成した。

 この藻場で生育した今が旬のアカモクを、 府内で初めてフクヤが府漁業協同組合連合会を通じて仕入れ、 綾部や舞鶴、 宮津市内の10店舗で販売する。 大島店での試食即売会は午後2時から4時まで。 アカモクを使ったサラダや炊き込みご飯などが試食でき、 100グラム148円で販売される。

 鷹栖町自治会の奈留(なる)組 (白波瀬勲組長、 18戸) の集落内で進められていた公会堂の改築工事がこのほど完了、 18日には住民らが新公会堂で竣工(しゅんこう)祝賀会を催す。

 奈留では平成15年5月に農業集落排水事業が完了。 それに伴って、 公会堂のトイレや排水の工事が必要になり、 対応が検討される中で、 これを機に全面改築してはどうかという意見も出てきた。

 旧公会堂は共有林の一部を伐採して昭和23年に建てられ、 組住民の寄り合いや婦人会などに活用されてきたが、 老朽化も進んでいた。 結局、 各戸が費用を分担して建て直す決定をし、 白波瀬一郎さん (65) を委員長とする建設委員会 (7人) を立ち上げた。 昨年4月に旧公会堂の解体に着手。 引き続いて新公会堂の建設にかかり、 このほど完成をみた。 市が建設費用の一部を補助する。

 新公会堂は、 木造の平屋で、 12畳の和室と炊事設備がある板の間からなる。 機能面にこだわったため、 旧公会堂に比べるとかなりコンパクトになった。 白波瀬委員長は 「幸いにも奈留組には空き家がまだない。 全戸がそろっているうちにやっておこうと、 建て替えることにした。 組の活性化の拠点にしたい」 と話している。
新しい公会堂、完成しました

鷹栖町の奈留組が18日に喜びの式典
完成した奈留公会堂