「中筋子ども見守り隊」を結成
中筋小PTAと地区住民ら協力
11日から本格的な活動開始
143人の住民が協力を申し出
タスキやのぼりなどを作製
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全国で子どもを狙った犯罪が発生する中、市内の小学校でも児童の登・下校を地域住民らが見守る活動をしている所が増えているが、中筋小学校(波多野芳雄校長)でもPTA(羽室了会長)が地区住民らに呼びかけ、「中筋子ども見守り隊」を結成。11日から本格的な活動を開始する。
同校では今年3月から、PTA会員が当番制で児童の登校に付き添う活動を続けている。しかし下校は児童によって時間が違うほか、保護者の中には働きに出る人も多く、PTAだけで行うには困難な状況だった。そこで同校PTAが中筋地区自治会連合会などに協力を要請。自治会を通じて143人の住民が協力を申し出た。
主な活動内容としては、交通危険個所での安全指導▽児童の登・下校時に合わせた自宅や会社の前、畑などでの声かけ▽散歩や買い物などを兼ねて児童の付き添い▽学区内パトロール―など。交通事故防止や防犯面のほか、児童と住民のふれあいの強化なども狙いとしている。
隊の結成に当たり、啓発用ののぼりとタスキを作製。のぼりは既に夏休み中から校区内に立てているほか、隊員には犯罪抑止の効果を狙いタスキをかけて活動してもらうことにしている。また、町区ごとに交通危険個所や児童の下校予定時間などを記した地図を作成。隊員らに配布した。
羽室会長は、「地域の方々に大きな負担とならないよう、無理のない形で活動を続けていきたい」と話し、回覧板を通じて今後も随時、隊員を募っていくことにしている。
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