綾部ベンチャー・ものづくりの会
「エネルギー」ワーキンググループ
水車活用の発電機開発
今後は市販化できる小型機を
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NPO法人綾部ベンチャー・ものづくりの会 (若山行正会長) の 「エネルギー」
ワーキンググループ (岡野正勝世話役) がこのほど、 白道路町の極楽寺にある水車を活用した発電機を開発。
メンバーら6人が4月29日に現地で初実験を行い、 発電量などを調べた。
風力や水力など自然エネルギーを使った発電機の開発などを行っている同グループは、 水路が多い綾部市の地形を生かして水力による発電機の開発を模索。 ほぼ1年中稼働している同寺の水車に目を付け、 昨年11月から発電機の製作を始めた。
完成した発電機は水車の動力を得て1分間に1050回転し、 14ボルトの電力を作り出す。
これをカーバッテリーに充電して12ボルトに安定させたのち、 インバーターで100ボルトに変換して使用。
実験では1本に100個のLEDがついたライトを4本点灯させるなどし、 問題なく発電機が稼働することを実証した。
この発電機を参考に同グループは今後、 市販化に向けた小型発電機の開発に入る。 若山会長は 「昼間に発電して夜間にライトを点灯することができるような発電機にしたい」 と話している。
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