八津合町の上林小学校 (白藤隆夫校長、 72人) で15日、 小・中学校の連携教育を進める研究会が開かれ、
上林中学校 (四方健治校長) の教諭たちが小学校の授業に加わって児童たちを指導した。
奥・中両上林小の統廃合で今年4月に上林小が誕生して上林中と校区が同じになったこともあり、
義務教育の9年間で子どもの学力を確実なものにするために 「小・中連携」 を取り入れた。
これを 「上林式授業」 と呼び、 中学校教諭がいずれ教えることになる小学生の様子や授業内容を知る一方、
小学校教諭も中学校の授業に参加して指導内容を学び、 子どもたちに一貫した教育を提供していく。
研究会では中学校各教科の専門教諭が国語や算数、 体育、 理科、 社会などの授業に小学校教諭と共に入り、
専門知識を生かした指導も行った。 白藤、 四方両校長らは子どもたちの様子について
「専門の先生に教わることで刺激を受けているようだった」 と話していた。
社会科を担当した上林中の嵯峨隆幸教諭は 「小学校の授業の中身を知ったうえで中学校の授業をしていかなければならないと強く感じた。
(小学校の) 授業中、 どのタイミングで指導に加わるかは今後の課題」 とし、
上林小の塩尻均教諭は「(中学校教諭の)専門性をどこで生かしてもらうかが大切だ」
と語っていた。
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中学の先生が小学生に授業
上林小で「小・中連携教育」の研究会
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