北朝鮮による拉致被害者家族会で活動する地村保さん (78) =福井県小浜市=が13日に来綾、
綾部ロータリークラブの例会と川糸町のあやべ市民新聞社を訪問して拉致問題の全面解決へ向けた国民の理解と、
なお一層の支援を訴えた。
味方町のホテル綾部で開かれた同クラブの例会にゲストとして招かれた地村さんは、
初めに 「国民の皆様のご支援と世論のおかげで私の息子夫婦と孫たちは北朝鮮から帰ることができました」
と感謝の言葉を述べ、 県や市の配慮で全員が就職や就学もできて幸せに暮らしていることを報告。
更に、 息子と婚約者が突然姿を消したあと病に倒れた妻を介抱しながら仕事を続け、
24年間にわたって闘い続けた父親の執念の日々を支えたのは 「家族の絆(きずな)の強さであり、
息子を信じる気持ちの強さ」 であったことなどをトツトツと話した。
また本社では、 奈良の支援団体の塚本祐子さん (60) とともに高崎忍社長と面談。
地村保志さんら帰国者が北朝鮮でのことについて、 まだ同国に連れ去られたままの日本人の命にかかわるため多くを話せないことなどへの理解を訴えていた。
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北朝鮮による拉致被害者家族会で活動
地村保さんが来綾して
拉致問題解決支援訴え
綾部ロータリークラブ例会と本社訪問
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