大本が「世界平和祈願・万国万霊慰霊祭」開催
モンゴル仏教総本山と合同開催、
亀井静香・衆院議員、朝青龍関も参列
開祖大祭も営む
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宗教法人・大本 (出口紅教主) の 「世界平和祈願・万国万霊慰霊祭」 が6日、
本宮町のみろく殿で行われた。 今年はモンゴル仏教総本山のガンダン寺院の僧りょらを招いて合同で慰霊祭を執行。
亀井静香・衆院議員やモンゴル出身の横綱・朝青龍関らも参列し、 全国各地から集まった信者らと共に世界平和を祈願した。
大本とモンゴルとの関係は大正13年、 大本の出口王仁三郎聖師がアジアの統一平和を願って外蒙古
(現在のモンゴル) を目指したことに端を発する。 このとき王仁三郎聖師は途中で中国軍に捕らえられたが、
銃殺を免れて日本へ帰国した。
聖師がモンゴルを目指してから今年で80年を迎え、 大本は聖師の志を継いで今年6月に訪問団177人をモンゴルへ派遣。
ガンダン寺院などを訪れてモンゴルの人々と交流した。
これがきっかけで同寺院のデムベル・チォイジャムツ管長ら僧りょや、 サムダン・ツェデンダンバ大統領首席補佐官ら7人が来日、
6日の慰霊祭に参列した。
この日は午前中に上野町の長生殿で出口なお開祖の聖苦と遺徳を偲しのぶ開祖大祭が営まれ、
午後から慰霊祭が行われた。 会場には亀井議員や朝青龍関のほか、 四方八洲男市長ら来賓も参列した。
慰霊祭を前にあいさつに立った亀井議員は 「このかけがえのない人類共通のすみかを、
いつまでも平和で豊かにするには、 大本のように宗教を越えた運動を強力に推し進めることが大事」
と訴えた。 朝青龍関は慰霊祭へ招かれたことに対して礼を述べ、 「これからも応援をお願いします」
と語った。
慰霊祭ではチャイジャムツ管長や出口教主らが多くの参列者と祈りをささげるなどし、
戦争のない世界平和を祈った。
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