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20年前を市民新聞でplayback
新成人が生まれた20年前をプレーバック

市民新聞に見る平成元年〜平成2年の綾部の出来事

 綾部市主催の成人式が10日、里町の府中丹文化会館で行われた。出席の対象は「平成元年4月2日から2年4月1日までに生まれた人」で、全員が平成生まれの成人式となった。新成人が生まれた20年前、綾部ではどのような出来事があったのだろうか。当時のあやべ市民新聞から話題を拾ってみた。(日付は掲載日。年齢などは当時のまま。文中のゴシック体は当時の見出し)
弊紙紙面2010年1月22日付より転載
問題抱え消費税スタート/長生殿が上棟

常熟市と友好都市に/山家小の校舎解体

人手不足が深刻化/初の「永井賞」授賞式

平成元年
 【4月4日】

 問題点抱え消費税<Xタート
 小規模店ほど転嫁困難
 消費者 便乗値上げに不安の声も



 さまざまな問題点を抱えた消費税がスタートして4日目。市内でも当初懸念されていたほどのトラブルはなく、まずは平静な滑り出しと見える。しかし一歩、売る側に入ると、小規模な店や企業ほど3%の転嫁や会計上の処理に苦しんでおり、消費者の側でも新税に対する理解が十分出来ているとは言えないのが現状のようだ。
 【5月6日】

 
長生殿上棟を祝いもちまき
 大本本部で恒例のみろく大祭



 「大本みろく大祭」が5日、本宮町の大本本部で開かれた。午前中の祭礼に続き、午後からは鶴山平で建設中の長生殿の上棟祭と白梅殿の立柱祭が催された。
 式典などを終えたあと、1万個の餅が5回に分けてまかれた。

 【5月11日】

 
綾部・常熟 12日に国際友好都市の調印
 常熟訪日団、綾部入り
 国際化時代に大きな役割



 綾部市と中国江蘇省・常熟市との国際友好都市締結の調印式が12日、綾部市で行われる。蘇州市外事弁公室から常熟市が紹介されたのは6年前。その後、両市の間で官民の訪問、交流が重ねられ双方の理解と友好関係は大きく発展。正式調印を迎えることとなった。

 【8月24日】

 
さようなら 懐かしの校舎
 山家小 改築へ本館など取り壊す



 平成2年度までの2年間で全面改築される鷹栖町の山家小学校で22日、体育館に引き続き職員室などのあった本館が取り壊された。

 【8月24日】

 北海道―鹿児島 列島縦断サイクリング
 浦入君、2700`を走り抜く
 23日朝、佐多岬に到着
 目標の8日間はわずかにオーバー



 15日午前0時を期して始まった武吉町出身の酪農学園大2年、浦入富雄さん(20)の日本列島縦断サイクリング行は、23日午前6時過ぎ、鹿児島県の最南端・佐多岬に到着し終了した。
 目標の8日間はわずかにオーバーしたが浦入さんは「いろんなところで親切にしてもらったり、励ましてもらいうれしかった」と満足げだった。

 【9月7日】

 深刻化する人手不足
 「人集まりますか」があいさつに
 若年労働者と婦人パートいない
 産業界の人材確保が急務



 円高不況を乗り切ったと思う間もなく絶好調に転じた日本経済。日本経済史に残るほどの好況の中で、今度は労働者不足が表面化してきた。市内ももちろん例外ではなく、最近の有効求人倍率は0・9倍と高い水準で推移している。
 特に足りないのは、若年労働者と婦人パート。この傾向は当分続きそうで、市は雇用開発連絡会の組織を強化して雇用問題に本腰を入れようとしている。

 【10月31日】
 
 
長さ22bのジャンボ巻きずし
 八田中 親子110人が1時間がかりで



 体育館の端から端までつながったジャンボ巻きずし≠ェできた! 梅迫町の八田中学校で29日、2年生71人と保護者ら合わせて110人余りが親子交流会で「ジャンボ巻きずし」作りに挑戦。22・4bの巻きずしを完成させた。

 【12月16日】

 綾部の発展に大きな貢献
 盛大に初の「永井賞」授賞式開く



 綾部の地域振興や産業発展、人材育成に寄与した個人、団体の栄誉をたたえる「永井賞」の第1回授賞式が16日、里町の府中丹文化会館で開かれた。
 第1回の永井賞を受賞したのは黒谷和紙振興会(福田清会長)。永井奨励賞は市太鼓連合会(平田喜久夫会長)、仁王のむら(岩鼻長務代表)、綾部商工会議所優秀従業員顕彰会(上原勉会長)が受賞した。

平成2年
 【1月13日】

 グンゼ、日東精工など8社に
 府綾部工業団地第1工区の立地企業決まる



 府綾部工業団地の第1工区(現城山町)の立地企業が決まった。立地が決定したのは次の8社。
 京都新聞社▽日東精工▽西湖堂製パン▽グンゼ▽トーヨーサッシ▽福田工業▽アサヒビール▽堀内機械製作所―。
 8社の立地計画を合計すると、分譲面積は約22f、雇用者数は1069人、年間出荷額は358億9800万円となる。

 【1月16日】

 谷口氏、市民の期待担い圧勝
 森本氏 前回上回る得票も及ばず



 任期満了に伴う市長選は14日投票が行われ、即日開票の結果、無所属の現職、谷口昭二氏(62)=自民、公明、民社、社民連推薦=が、無所属の森本博之氏(61)=共産推薦=に7700票余りの差をつけ、3選を果たした。
 当日の有権者数は3万1354人、投票率は71・80%。得票数は谷口氏が1万5025票、森本氏が7278票だった。

 【2月15日】

 
定着してきたレンタルビデオ
 話題作を見たい時に
 市内でも若者や女性たちに好評



 市内でのビデオデッキの普及台数は1万4千〜1万5千台とみられており、これに伴ってレンタルビデオを利用する人も増えている。
 料金は1泊2日で1本400円。毎日借りる人や1度に5本、6本と借りる人も多いという。

 【2月20日】

 
衆院選京都2区 綾部市内での得票を分析
 谷垣氏トップ、追い風に乗った山中氏


 90年代の国政の行方を占う第39回総選挙の京都2区は18日投票、即日開票の結果、山中末治氏(65)=社元=、野中広務氏(64)=自前=、谷垣禎一氏(44)=自前=、寺前巌氏(63)=共前=、西中清(57)=公現=の5人が当選を果たした。市内での得票数は谷垣氏、寺前氏、山中氏、野中氏、西中氏の順だった。

 【3月20日】

 市ふれあいセンターの完成祝って芸能発表会
 高津八幡宮の雅楽など多彩に



 中筋地区のコミュニティー施設「市ふれあいセンター」の完成を祝う芸能発表会が18日、大島町の同センターで開かれた。
 会では高津八幡宮の氏子らによる雅楽演奏や舞踊、子ども太鼓、琴、詩吟なども披露された。