2014.02.14pickup01

血液不足解消に協力を!

綾高で「献血セミナー」

綾部献血推進協 3年生対象に

綾部献血推進協議会は12日、綾高で初めての「献血セミナー」を開いた。

○×クイズで献血に関する情報を生徒たちに伝える血液センターの職員ら(岡町で

 綾部献血推進協議会(会長=上原直人副市長)は12日、岡町の綾部高校で初めての「献血セミナー」を開き、講師として訪れた府赤十字血液センター(京都市)の職員らが、3年生約240人に対して献血への理解を求めた。

 同協議会によると、少子高齢化や若年層の献血離れなどが原因で、血液不足が2027年にピークを迎える「2027年問題」が全国的に指摘されている。

 そこで将来献血を支える若者世代への普及を目指して企画したのが今回のセミナー。同センターで広報を担当する菅沼誠人献血係長ら3人が講師として来校した。

 この日、菅沼係長らは、献血すると心臓発作のリスクが下がることや、日本人はA型が最も多いことなどを○×クイズ形式で紹介。また10、20代の献血者が10年間で40%も減っていることを数値で示し窮状を訴えた。

 さらに輸血を利用して先天性心疾患や急性骨髄性白血病を克服した人たちのビデオメッセージも交え「困っている人たちのために献血を」と呼びかけた。  

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