2014.02.10pickup01

小学生が「防災マップ」

綾部小4年生 組ごとに作り発表も

校区内の「危険」「安全」場所を調べて

綾小4年生防災マップ

防災マップを披露して、調べたことなどを発表する4年1組の児童たち(上野町で)

 自然災害発生時に安全に避難したり、交通事故などの人的災害にも遭わないよう校区内の危険な場所と安全な場所を明示した地図を作ろう―と上野町の綾部小学校(大槻富美雄校長)の4年生91人は、3クラスごとに独自に「防災マップ」を作成。児童たちが実際に校区内を歩いて、危険な場所や安全な場所を調べた。4年生たちは7日、上級生や下級生にマップを披露して、調べた事柄について発表した。

 4年生たちは昨秋に取り組んだ「避難学習」の中で、防災マップ作りを計画。1組の子どもたちの場合、住宅地図を張り合わせた2・5㍍×1・9㍍の校区内の地図に、様々な情報を盛り込んだ。

 危険な場所については赤、青、黄、緑、銀の5色の印を記入。赤は「車の往来が多い道路」、青は「水路や河川付近」、黄は「人通りが少ない所」など。

 「子ども110番の家」といった安全な場所がある所はオレンジ色の目印。各色の場所がどのように危険や安全なのかは、説明書きの付箋(ふせん)を付けている。

 1組の児童たちは7日午後、図工室で3年生たちに防災マップを披露。地図内を指しながら赤印の場所に関して、「紫水ケ丘には7カ所あるうち、6カ所は道路が交差していて、どの方向から車が来るか分からない」。人通りが少ない所での注意として「不審者が出たら、近くのこども110番の家に逃げて下さい」と述べた。

 最後に4年生たちは、防災学習を通して感じたことについて、「自分の身は自分で守ることが大切。みなさんもその意識を持って下さい」と話した。

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