2013.11.15pickup02

利用者の気持ちを実感

中筋小3年生 車いす体験学習で

中筋小学校

車いすを段差に上げる体験をする子どもたち(大島町で)

 大島町の中筋小学校(福井圭介校長)の3年生たちが12日、障害者や高齢者らへの理解を深める人権学習の一環として、車いすの操作を体験。実習を通して車いすを利用している人を介助する場合に大切なことなどを学んだ。

 講師を務めたのは市社協の職員3人。子どもたちは車いすの構造や乗り方について説明を受けたあと、順番に車いすに乗り、自力での走行を体験した。

 クラスメートを乗せた車いすを押す介助体験では、「前に進みます」「右に曲がります」といった声掛けをすることによって乗っている人が安心感を抱くことや、話をする時は必ずしゃがんで視線を合わせるといったアドバイスがあった。

 また、子どもたちは介助を受ける側に立った場合、車いすに乗った状態で段差を乗り越えたり、坂道を下る時に不安になることを実感していた。

 3年生は総合的な学習で高津町の「綾部さくらホーム」と交流しており、今回の経験を今後の交流活動に生かすことにしている。

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