綾部産品を南相馬市へ
綾部ひまわり共同保育園
5保育園にドングリも
上野町の綾部ひまわり共同保育園(長岡節子園長)は9日、平成23年3月の原発事故で被災した福島県南相馬市にある5保育園に綾部産の物品を贈った。
同園は昨年、同市の保育園に綾部産の米を寄贈。今年は8月に開いた平和夏祭りの模擬店などでの収益で「仁王のむら」が製造した味噌と梅干しを購入し、贈ることになった。
併せて、各保育園とも原発事故の影響で屋外での保育活動が十分できない状況であることから、園児たちに自然のものに触れてもらおうと、綾部市内などで採取した木の実や落ち葉などを贈答品に加えた。
松ぼっくりやドングリ、イチョウの葉といったものは保護者らの協力を得ながら、収集。木の実は中に虫がいる可能性があるため、煮立て、種類ごとに分別し、袋に詰めた。木の実などの総重量は一園当たり約4㌔になった。
発送作業には保護者らも参加。物品を入れた段ボール箱を同園の園児たちが絵を描いた紙で梱包(こんぽう)し、最後にビニールシートで覆う作業に取り組んだ。5個目になると、手際良く進めていた。