木下和浩さん(45)3位
国際ゴールドマスターズ・
陸上110㍍障害M45クラスで
「2013国際ゴールドマスターズ京都大会・陸上競技」(日本マスターズ陸上競技連合主催)がこのほど、京都市の西京極陸上競技場で開かれ、110㍍障害のM45クラス(45~49歳)に出場した木下和浩さん(45)=味方町=が3位に入賞した。
中学生の時から陸上競技を始めた木下さんは社会人になって競技から離れていたが、約5年前からハードル走を再開。同連合に登録し、各地のマスターズ大会などに参加するようになった。
市陸上競技協会の総務部長も務めている木下さんは、今年の年間計画の中に45歳以上を対象にした同大会が京都で開催されることを知り、出場申し込みをした。
木下さんは、「木下住設」の社長。連日、仕事に追われ、陸上の練習をする時間が十分取れない日々が続いた。そんな中、体調を崩し、腰を痛めてしまい、「棄権しようか」と思った。
ほとんど練習していない状態で、大会当日まで出場するかどうか、迷いに迷った。「何とかギリギリ行けそう」と決断し、コースに立った。
M45クラスの110㍍障害には、6人が出場。レース途中で日本記録保持者がリタイヤし、木下さんは3番目でゴールした。記録は18秒13だった。
木下さんにとって、憧れの人がいる。それは綾部高校の陸上部の顧問だった瀬野弘昭さん=舞鶴市。70歳を超えた瀬野さんは今回の大会にも出場するなど、〝現役選手〟として活躍している。
木下さんは「自分も出来るだけ長く競技を続けていきたい」と話している。