2013.08.09pickup01

切り絵を用いた紙芝居も

京都精華大生らが制作中の作品披露

市公民館連絡協の「綾部の民話」事業

市公民館連絡協の「綾部の民話」事業で、京都精華大学の学生達が制作中の作品を披露した

紙芝居の制作意図などについて話す学生たち(里町で)

 市公民館連絡協議会(森貢会長)の活動に協力して、綾部の民話を題材にした12編の紙芝居制作に取り組んでいる京都精華大学マンガ学部アニメーション学科の2年生たちが7日、里町の市中央公民館で制作中の作品を披露して、制作意図などを説明した。

 同協議会では今年度、綾部に伝わる昔話を子どもたちに伝えて郷土愛を育ませたいと、市内の12地区ごとに1編ずつ紙芝居を作ることに。市から200万円の補助金も受けている。

 この事業のコーディネートを務めているコンサルタント会社「自然堂」を通じて、同学科が紙芝居作りを引き受けた。

 学生たちは5月下旬に一度、来綾。この時、12班に分かれて各公民館の関係者と交流した学生たちは、民話のことを聞かせてもらったり、実際に物語に出てくる場所にも足を運んだ。その後、大学で制作作業を進めている。 

 今回は作品の「中間発表」。学生たちはプロジェクターで絵コンテを映しながら、表現手法や工夫点を説明。

 綾部公民館の民話「杵の宮伝説」の紙芝居を担当している石井章詠さん(20)と森ゆうきさん(19)は、切り絵の作品にチャレンジしている。

 紙芝居の台紙の上に、背景の紙や切り絵で表現した人物などを何層にも重ねていく手法。カッターで曲線的に紙を切る作業に苦労があるという。

 石井さんたちは「切り絵は、紙の毛のような細かい線を加えるほど見栄えが良くなるので、どんどん手を入れていきたい」と紙芝居作りに意欲的だった。

 このほかの作品も、水性アクリル絵の具の一種「アクリルガッシュ」を使って絵を描いたものや「コミカルな感じ」を意図して、明るめの色使いに工夫されたものなどがあった。

 この事業では12編の紙芝居と12作品の中の1作を選んで、アニメーション作品を作ることになっている。それらの完成作品は来年3月に披露する予定。

 アニメーションコース専任講師の川辺真司さんによると、紙芝居は「原作に忠実なもの」を作り、アニメーション作品は、静止画の中に動画を盛り込む20分程度のものを考えており、「原作から逸脱して、新しい物語を創造したい」という。

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