綾部ライオンズクラブ
海外交換学生事業
米国女子生徒が市長を表敬訪問
綾部ライオンズクラブ(原田直紀会長)の「海外交換学生」事業の一環で来日している米国の高校生が16日、山崎善也市長を表敬訪問した。
米国の高校生は、カリフォルニア州にあるトレーシー高校最上級生のエリザベス・ヒガさん(17)。今月7日に来綾して、同クラブ第1副会長の福井次男さん=味方町=宅にホームステイしている。
福井さん宅では妻の康子さんと長女の里奈さんの3人でエリザベスさんを迎えた。
福井さん家族は3人とも英語が話せないため、福井さんはタブレット端末機を持ち歩き、英単語を調べながら対応。携帯電話の言語が変換できる機能を使ってエリザベスさんと話している里奈さんは、洋楽の話題で気が合っているようだ。
エリザベスさんは、福井さん家族らと一緒に十倉名畑町の黒谷和紙工芸の里を訪れて紙すきを体験したり、浴衣を着て天橋立観光も楽しんだ。
エリザベスさんは福井さん家族や同クラブ役員らと一緒に市役所北会議室に足を運んだ。あいさつした山崎市長は最初に日本語で「日本の文化を学ぶとともに人との交流も深めて、人生の財産にして下さい」と述べたあと、英語でエリザベスさんに直接、言葉をかけた。
エリザベスさんから山崎市長に「バナー・バッジ」が贈られると、山崎市長からエリザベスさんには綾部茶がプレゼントされた。
「フラダンスが趣味で、特技はバイオリンとウクレレ」という自己紹介を兼ねてエリザベスさんは、「日本の文化と寺のことを学びたい」と思いを話した。
エリザベスさんは、今月23日まで福井さん家族と過ごしたあと、滋賀県長浜市のライオンズクラブ会員宅でホームステイをする予定。
また、今回の交換学生の事業では、綾部からは上延町の西尾香織さん(高校2年生)が、今月19日から8月16日までスイスに渡る。