2013.05.08pickup01

70人が生葉を手摘み

小西町で品評会用に

小西茶業組合が茶摘みを行った

小西町の住民らと一緒に山崎市長(右)も茶摘みに取り組んだ=同町で

 綾部の茶所として知られる小西町の茶園で5日、小西茶業組合(大槻勲組合長)が茶摘みを行った。この日摘み取られた「やぶきた」の生葉53㌔は、同日中に位田町にある製茶工場で玉露に加工された。製茶は6月に舞鶴市で開かれる両丹茶品評会に出品される。

 府中丹東農業改良普及センターは今年、昨年より10日早い4月6日に綾部市内での茶の萌芽宣言を出した。同組合の茶摘みも昨年より8日早いが、時期としては平年並みという。

 今年の品評会用の茶葉の出来具合について村上弘一副組合長によると、「4月の低温の影響で芽は小さいものの、生葉をかじると甘みもあり、うま味が凝縮された良いお茶ができそうだ」という。

 約9㌃の茶園で行われた茶摘みの作業には、同町の茶農家18軒のほか、地元住民や住民の知人ら合わせて70人ほどが参加。山崎善也市長も協力し、黒いシートで覆われた茶園で丁寧に若葉を摘み取っていた。

 同組合では今月中旬から、出荷用の玉露の茶摘みを始める予定。

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