2013.04.17pickup02

被災地の人たちを元気に!

あい愛ルームが宮城県で「出張サロン」

サロン参加者もお土産作りに協力

24日から5泊6日で

あい愛ルームが宮城県へ出張サロンを開きに行く。

メッセージを書いた貼り絵などを七ケ浜町へ持って行くことにしているあい愛ルームのスタッフたち(西町1丁目で)

 毎月2回、西町1丁目のI・Tビル5階の「あいセンター」で高齢者を対象にしたサロンを催している「あい愛ルーム」(林多嘉子代表、4人)のスタッフたちが24日から29日まで5泊6日の日程で、東日本大震災の被災地である宮城県七ケ浜町を訪れ、「出張サロン」を行う。スタッフたちの思いに共感して、あい愛ルームの参加者たちは土産物作りに協力。林代表の夫も車を運転してスタッフ4人を現地へ送り届けるそうで、周囲の人たちの支援の輪が広がっている。

 あい愛ルームのスタッフは林代表(70)=月見町=と大島昌子さん(68)=上野町=、大道惠子さん(68)=有岡町=、梅原静代さん(59)=小呂町。

 スタッフたちは「あい愛ルームの活動で築いている絆(きずな)を東日本大震災の被災地にも広げたい」という思いで、東北でのボランティア活動を計画。あやべボランティア総合センターを通じて、七ケ浜町で活動できることになった。

 現地では仮設住宅の集会所や高齢者施設合せて6カ所に足を運ぶ。被災者らと一緒にゲームや切り絵をしたり、ハンドベル演奏や「綾部よいとこ」の歌に合わせたオリジナルの踊りと銭太鼓の芸を披露するなどして心を通わせたいという。

 被災者や高齢者を元気付けるための土産物も制作中。あい愛ルームの参加者と一緒に、色紙で手作りしたヒマワリを台紙に張り付けた貼り絵の作品には、「元気」「えがお」といったメッセージを書いている。

 このほか、神戸市に住む林代表の友人からも手作りした布製の小物バッグが提供された。その友人は、かつて阪神淡路大震災で自宅を失うなどの被害に遭っている。

 林代表らは「多くの方たちのご協力が得られてうれしい。七ケ浜町では一人でも多くの方々の笑顔が見れるにように交流したい」と話している。

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