2013.04.12pickup02

プロの蕎麦に住民ら舌鼓

物部町の「サロン山ぼうし」で

サロン山ぼうし

大震災復興応援プロジェクト「縁」について話をする村上さん(物部町で)

 地域住民らの憩いの場を―と、「サロン山ぼうし」(坂根美佐子代表)が毎月1回、物部町の下市公民館に開設している「ふれあい喫茶」が今月10日で2年が経過した。今回は、特別企画としてプロが作った蕎麦が来場者にふるまわれた。

 蕎麦を作ったのは、上八田町で「そばの花」を経営する村上勝幸さんと、西方町の蕎麦職人、安喰健一さんの2人。

 同店の営業を始めて今年で11年目になる村上さんは、自宅がある物部町の人たちに対し、「この間、いろいろお世話になったお礼をしたい」と願い、今回のサロンで蕎麦を提供することにした。

 この日、午後1時の〝開店〟とともに住民らが次々と来場。「そばの花」で使用している器に盛り付けられた蕎麦を味わっていた。

 また、会場には村上さんと安喰さんが昨年5月、宮城県気仙沼市で手打ち蕎麦を接待した時の様子などの写真が展示された。

 これは、舞鶴市の桂林寺(能登春夫住職)に事務局を置く東日本大震災復興応援プロジェクト「縁(えん)」の活動として行ったもの。

 今年も2人は、「縁」のメンバーとともに5月5日に岩手県宮古市の田老地区を訪れ、手打ち蕎麦接待を行う。この日、会場で村上さんはこのプロジェクトについて説明するとともに、カンパの協力も呼びかけた。

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