2013.04.10pickup02

ココカラ市に500人超

志賀郷町 京都造形芸大生らが開催

春待ちココカラ市

子どもから年配者まで多くの来場者でにぎわった会場(志賀郷町で)

 京都造形芸術大学(京都市左京区)の学生らが作品を展示、販売する「春待ちココカラ市」がこのほど、志賀郷町の元縫製工場で開かれ、「春の嵐」による悪天候に見舞われたが、2日間で523人が訪れて賑(にぎ)わった。

 「ココカラ市」は、同大学芸術学部4年の小暮陽子さん(21)=京都市=らが「学生の作品を大学の外でも見てもらおう」と始めたイベント。昨年7月以降、京都市内で月1回のペースで開いてきた。

 知人の紹介により、今年2、3月には志賀郷町の竹松うどん店でも開催。これが京都市以外での初めての開催となったが、更に今回は同町出身で京都市在住の滋野義則さん、正道さん兄弟の協力を得て、滋野さんの実家の縫製工場跡を借りられることに。普段は数人が出品する程度の小さなイベントだが、今回は学生26人を含む34人が出店する大規模なものになった。

 2日間とも風雨に見舞われたが、スタッフらはレインコートを着て駐車場の案内をするなどして来場者を歓迎。そのかいあってか、両日とも子ども連れや年配夫婦など幅広い年齢層の人が訪れ、大盛況になった。

 学生らは、陶芸や染色雑貨、古着物リメイクなど、自身の作品のことを丁寧に説明して、来場者との会話を楽しんでいた。

 小暮さんは「悪天候なのに、予想していた200~300人を超える人に来て頂けたのでありがたかった」と大喜び。また綾部市以外の人から「うちでも開催してほしい」という要望も受けたといい「今後ほかの地域でも開いてみたい」と話していた。

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